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 徒然日記
徒然日記一覧 
2008年12月29日(月)
しめ縄飾り


昨日、小市の島田工芸社の社長さんからしめ縄飾りをいただき、早速玄関に飾らせてもらいました。毎年いただいているのですが、師走年末を、そして新しい年の訪れを実感します。ありがとうございます。
同じく昨日、長女が帰り、一家4人が揃いました。長女は27日から友人らとスキーで斑尾に来ていたのですが、「何故、戸隠スキー場ではないんだ!?」とぼやきつつ斑尾高原スキー場まで迎えに行きました。親バカですかね。その娘は「東京にいると戸隠はマイナー、斑尾の方がオシャレ。小さい時によく連れて行ってもらったし」とのたまう始末…。市議としては「ウーン」って感じです。「今度スキーに来る時は戸隠で。戸隠の雪は結構いいし、蕎麦もあるからね」というのが精いっぱい(?)。
28日は妻の?歳の誕生日。毎年28日は仕事納めで何やかや飲み会があったりで、ゆっくり過ごすことがないのですが、久々に家族そろってカミさんの誕生日祝いとなりました。実は年を明けると我が夫婦、「銀婚式」を迎えるのですが、子ども達からサプライズでプレゼントをもらいました。カードに夫婦茶碗と箸です。改めて写真で紹介します。夫婦揃って「無駄遣いして…」と言いつつ、有り難くいただきました。涙が出るくらいうれしかったです。ありがとう。28日は。島田さんからのしめ縄飾りに子どもからの思いがけないプレゼントとまさに「感謝の日」でした。
今日午前中は、竹内県議と川中島バスの労使に年末のあいさつへ。今日が一応仕事納めになります。私的整理・事業再建と激動の1年、青柳社長は「未だ厳しいものの、行政の支援もあり何とか先が見えてきた。切磋琢磨して地域に愛される川バスに生まれ変わらせたい」としみじみと語っていました。事業再建2年目へ。「乗って残す、乗って活かす」バス公共交通の正念場となります。しっかり取り組まなければ、です。朝、北アルプスがとてもきれいだったのでパチリと1枚、トップページに。
2008年12月26日(金)
仕事納めといえど…

25日、長野労働局への申し入れ

県への申し入れ
役所をはじめとする公務職場は今日が仕事納め、一面雪でまっ白の中、迎えました。とはいえ、厳しい景気のもと、年末・年始、働きづめの方も多いことに心を配っていたい。この年末、解雇され途方に暮れる労働者がいることも、「自分だったらどうするのか」との問い返しと発想を持ち続けなければと思います。
市役所議員控室で役所の仕事納め式での市長のあいさつを聞ききました。「大胆な発想と活発な議論が必要」との指摘はその通り、興味深かった点は「公の負担増がやむを無い時代を迎えているのではないか。行政の出番であり、行政の新しい仕組みづくりが求められている」としたことです。厳しい財政事情を前提としているものの、「公の負担増」に言及し、「行政の出番」だとした真意は今いちつかみかねます。住民自治協議会のことを念頭に置いているのか、さらに利用者負担の見直しで住民への負担増を打ち出していることとの整合性は?と思いめぐらした次第です。多分、公共交通の維持・再生や中山間地幾期の活性化における公の責任を想定しての発言だろうとは思うのですが、テーク・ノートの発言です。
さて、昨日25日に緊急雇用対策で長野労働局と長野県に申し入れを行ないました。詳しくは本編を参照してください。長野市の緊急雇用対策の柱もまとめました。いずれにしても、対処療法的な緊急対策は重要ですし、機敏に対応することが不可欠なのですが、労働者派遣法の抜本改正をしない限り、非正規労働者の不安定で深刻な雇用問題は解決しないと改めて強く感じます。また25日には11月に行われた国民保護訓練のセミナー会議が開かれました。申し入れと重なり、これは傍聴できず。報道によれば「テロなどの緊急事態ではなく、ミサイル攻撃などの武力攻撃を想定した訓練の実施」に言及した発言もあったとか、今後の取り組みに要警戒です。
2008年12月23日(火)
25日に非正規労働者支援で長野労働局と県に申し入れを計画




深刻な雇用危機に直面している。この寒空に放り出される非正規労働者はたまったものではない。遅ればせながらだが、25日に長野労働局と長野県に対し、非正規労働者支援の申し入れを行うことにした。もっと早い時期に取り組むべきところだが、議会があったりで今頃になってしまった、いいわけだが…。。解雇されてしまい不安で一杯の労働者の皆さんには大変申し訳なく思う。社民党県連「緊急雇用対策調査要請団」の取り組みとなる。長野市の取り組みもチェックしなければならない。「緊急雇用対策本部」などが自治体で設置され年末年始体制に取り組む中、今いち長野市の動きが鈍い。明日、確認する予定だ。
ところで21日は冬至。風邪をひかないように「ゆず湯」にゆったりつかった。かみさん曰く「今年はお風呂用のゆずが高くて、袋入りの乾燥ゆずにしました」とのこと。でもなかなかの香りで効用が期待できそうだ。22日は議会報編集委員会が朝9時からみっちり一日。議会報に載せる議員の質問と答弁のまとめ、氏名を載せることにしたことから、より正確を期すためになかなか手間がかかる。合間に「議会基本条例検討特別委員会」、今のところ「政治倫理条例」の策定に向けた検討作業を進めている。「あまりがんじがらめになるような条例はいかがか」との意見あり、「議員倫理」は当たり前のことを定めるもの、「がんじがらめ」という発想自体が、乏しい「倫理観」をさらけ出しているといわざるを得ない。委員会では「それこそいかがな発言」との認識が共通となり安堵している。2月頃には「要綱」をまとめるところにまでもっていきたいものだ。
今日は、前述の「非正規労働者支援の申し入れ書」の案を竹内県議と相談しながら作成。関係者に送付して、まとめの段階に。明日は次女が帰ってくる。我が家に賑わいが戻る。長女は28日になるようだ。4人が揃うのは久し振りだ。かなり楽しみにしている親父です。今週も毎晩「忘年会」、胃薬が手放せない。
2008年12月19日(金)
議会が終わる。大不況、急速に悪化する深刻な雇用危機
昨日、12月議会が終わった。一般会計補正予算案や政務調査費を月額8万5千円とする修正案、教育委員などの人事案など78議案がすべて可決された。議会報告は改めてまとめるが、僕的には5年越しとなった「JR不採用問題の早期解決を求める意見書」が全会一致で可決できたことをうれしく思うところである。新友会や公明党との会派調整にかなり神経を使ったのだか、結果オーライである。反面、「雇用・能力開発機構の在り方に関する意見書の採択を求める請願」が否決になったことは残念に尽きる。職業訓練を行うポリテクセンター長野などの存続を求める内容なのだが、「地方移管も必要であり、国の動向を見据えて」との理由で採択に至らなかったものだ。今の雇用情勢を考えると、国の責任で存続・維持、さらに強化することが必要だ。
それにしても雇用が深刻だ。予想を超える急ピッチで雇用が悪化している。年の瀬を控え、寒空に放り出される労働者が県内で4766人に上るという。うち、派遣労働者は80%、製造業が90%を占める。1か月前は1600人との見込みだったのだが3倍近い数に膨らんでしまっている。仕事と住宅を!との切実な声に応えられる確実な施策の展開とともに、企業には厳しい経済情勢ではあるが、雇用を確保し雇用の安定を図る社会的責任を果たしてもらいたいと切に願うところである。アクションを起こす時だ。
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2008年12月17日(水)
不法投棄の現場を視察、そして都市内分権審議会

三登山林道で

三登山林道で、こりゃ車だ!

五輪大橋の橋げた付近、業者が捨てたとみられる廃タイヤ

ごみ有料化に向けてごみ減量を推進するための住民説明会が市内で進められている折、午前中に不法投棄の現場を政信会の皆さんと一緒に調査・視察した。現場は若槻・三登山林道と五輪大橋の橋げた付近。三登山林道はトレッキングコースの登山口があり、豊かな自然環境を満喫すべき環境にあるのだが、急斜面に接する車の待機場所からの不法投棄が続いているという。現在、不法投棄の常習場所となっている箇所には、環境部の皆さんが直営でネットを張り投棄できないような対抗策を講じている。先週の金曜日に撤去した場所にも既に投棄されている現実が…。廃タイヤや引越しの際の粗大ごみと思われるものが急で深い沢に転がっている。心ない行為に何ともやりきれない気持ちになってしまうと同時に、怒りすらわいてくる。マナーとかモラルの問題を超えてしまっているなと正直思ってしまう。
現在、環境部では毎日、担当者が不法投棄パトロールしている。またシルバーセンターに委託し巡回パトも実施しているが、追いつかない状況だという。地デジ移行に伴いテレビの買い替えが進むことになるが、家電リサイクル法をくぐり不法投棄が増加することが懸念される。現場の皆さんにはほんとにご苦労な話だ。
不法投棄されたごみを回収し処分するために毎年250万円位の税金が使われ、不法投棄の防止・パトロール・回収処理全体では1300万円に上るという。来年度からは国の補助を受けて監視カメラ5台を設置する予定だが、こんなところに税金をかけなく済む社会にしたいものだ。
不法投棄は捨ててある場所に集中する傾向にある。とにかく、早期発見・早期回収で「捨てられない」「捨てる後ろめたさ」を感じ取ってもらう手立てを進めるしかないのだろうか。言うまでもなく不法投棄は犯罪である。5年以下の懲役または1000万円以下の罰金に問われることになるのだ。善良なる市民を信じ、不法投棄ゼロを宣言できる都市を目指したいものである。
午後は
都市内分権審議会。住民自治協議会への一括交付金、住民自治協議会の法的整備として「長野市と住民自治協議会の協働に関する条例案」などが説明され、審議した。条例で住民自治協議会を位置づけることは必要なのだが、案は、都市内分権に関する第1号の条例で、将来的に「自治基本条例」に仕上がっていく大事なワンステップとなるにしては、あまりにも事務的な条例案である。住民自治の新しい仕組みであり、行政と住民自治協議会は対等平等であるとの考え方・発想で表現等を変えるべきと指摘した。全国的には住民自治協議会の定義を含め自治基本条例にまとめている自治体が既にある。三重県伊賀市などがそうだ。しっかりと研究して、今後の審議に臨まなければ、である。

2008年12月16日(火)
「仕事を!」…連合地協と建設産業労働組合の市長要望
今日は9時半から連合長野地協と建設産業労働組合の皆さんと一緒に市長要望に。公共建設・整備事業における地元業者への優先発注を求めるという内容。建設産業労働組合の皆さんは、いわゆる職人の皆さんの労働組合で「一人親方」がほとんど、町場での仕事もめっきり減ってしまい、かつ公共事業の仕事もなかなか回ってこない厳しい環境にある。景気の悪化の中で「ますます仕事は少なく、仕事があっても単価が値切られる」という状況で、生活すらままならない窮状を市長に直接に訴えたい、せめて市が進める学校の耐震化事業等で大手建設企業の関連グループだけでなく中小零細にも仕事が回るような施策を求めての切実な要望となったものだ。連合長野の推薦議員の一員として僕も立ち会う中で市長に面談・要望した。市長は「窮状は理解できる。しかし市内に本店を持つ事業者への発注は、事業ベースで93%、金額ベースで89%と地元事業者の活用を最大限考量している」とした上で「元請けに下請けを選定させるような行政指導は困難。肝心なことは仕事量を増やすこと、できる限りのことはしたい」とした。建設産業労組の組合長・廣田勝さんによると、「このほど受注パトロールで30件の工事ヵ所を回ったが、組合員が仕事していたのはわずか1か所だけ。とにかく仕事に就けていない。仕事があっても専門職なのに時給にすれば1400円にしかならない。何とかしてもらいたい」とする。組合に加盟する職人の皆さんは、50万円以下の仕事でもありがたいという切羽詰まった環境にある。こうした皆さんのところにまで市の公共事業の仕事は回ってこないのが現実だ。建設等に関わる部長さん達もそろって同席いただいたが、「優先発注」は難しいとしても、今日の元請けの下につながる3次・4次にわたる重層的な下請け構造の現実と、この下請け構造からも排除される零細事業者の存在を重く受け止め、零細事業者の活用と生活を真剣に考えて対応方に知恵を絞ってもらいたいと切に願う。
昨日の宿題にした総務委員会の状況は本編にて掲載。前置きなしの報告のためわかりづらいとは思うが…。夜は、川中島バス労働組合の青年女性部のクリスマス会に。私的整理という名の会社再建で先がなかなか見えない中にあって、元気に頑張っている若い衆の存在は、大きな励みとなる。皆の元気をもらって、明日からもがんばろう。
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2008年12月15日(月)
12月議会・雑感その3
師走も早折り返し。いく年、くる年を考えちゃう頃です。恒例の「今年の漢字」は「変」に。アメリカ大統領選挙の「チェンジ!イエス・ウィ・キャン」はプラスの「変」ですが、世相的にはマイナスの「変」ですね。深刻な景気の後退、派遣切り、内定取り消しと厳しい年の瀬、日本でもプラスの「変」へ、何とかしなければ…。

今日は所属の総務委員会が一日。議案審議では原案に賛成しましたが、指定管理者の問題や利用者負担の見直し、消防の人員削減問題で意見を述べてきました。詳細は明日の日記で。
10日以降の本会議・個人質問等での「理事者答弁語録」を雑感その3として。政務調査費の減額修正については本編に私見を掲載しました。ご意見をいただきたいと思います。では、雑感その3を思いつくまま…◆パブリックコメントの在り方で「確かにわかりづらいし不十分。今後、担当外職員へのプレテストや箇条書きなど、わかりやすい表現を検討したい」(市の考えの既成事実化に作用しているパブコメ、表現の問題ではなく、具体で意見を求めるタイミングと手法の問題。あり方そのものの見直しが必要!)。◆肺がん検診へのCT検査導入について「厚労省はその効果をまだ認めていない。肺がん検診は2200人の市民が1000円の自己負担で受診しているが、CT検査では7000円かかり、費用対効果も課題。市民病院の人間ドッグにCT検査を組み込むことは、2台あるCTが通常の診断検査でフル稼働していてオプションでも困難」(そうか…国はまだ認めていないのか!効果判断が遅いのでは…)。◆住民自治協議会の必須事務・選択事務に関して「一律に行うことがなじまないものを選択事務としている」(保健所長の答弁だが、この認識は間違っている!選択事務は、いずれも市民にとって必要な施策であるが、地域の実情にあわせ優先度を選択できるものとする趣旨ではなかったか。男女共同参画や人権同和は選択事務になっているのだが、これを一律がなじまない施策としてしまっては、行政責任の放棄につながってしまう!認識の不統一である。この危うさが住民自治協議会の活動の本格化にあたり心配される点だ)。◆児童館・児童センターの利用料導入について「H20年度中に審議会の答申。利用料の一部を有料化する方向で議論され、今は額などについて検討中。H22年度実施を見込みたい」(公平な負担論で値上げありきの検討ばかり。利用料の見直し全体にかかることだが、今の経済社会状況、市民の暮らし向きも値上げの政策判断として基準にすべきである)◆長野冬季五輪記念基金で「積立金46億8千万はH20年度末で6億5千万、来年度で底を突き最終年度となる」(オリンピックムーブメントで活用されてきた基金だが、この先、Mウェープやスパイラルの維持、五輪記念事業はどうしていくのか、考えどころを迎えている)。◆企業立地・産業団地の確保で「類似都市並みの工業製品出荷高にするには50haの団地造成が必要」(企業立地は必要だが50haとなると???)◆中心市街地の歩行者優先事業「課題が見えてきている。車道と歩道の段差をなくす道路のフラット化で地元商店街と合意。1月に具体案を地元に提示、測量調査に進みたい」(来年の御開帳を見据え、目玉事業となっていたはずだが…、新交通システムの点からも詳細を把握する必要あり!)。◆長野県短期大学の4年生化にあたり「基本的に県が考えること。強く県に求めている」(確かにそうだ!けれど、長野市内は短大を含め6大学で学生5000人、金沢市は8大学で19000人、熊本市は9大学で26000人という数字を聞くと、学生の存在は活性化の大きな要因、何とかしたいものだ。鍵は県知事の判断、県議会での動向だ)。

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2008年12月9日(火)
12月議会・雑感その2
今日の議会は、残る公明党の代表質問と一般個人質問。雑感《その2》としてポイントを報告。
利用料金の値上げ問題で「痛みを伴うが、安定的な市民サービスのため必要」「見直す70事業全体での影響額(市としての新たな収入)は理論値で8億円、あくまでも暫定数値だが」「今後は市民の声を聞いて料金改定の是非を決めたい」(暫定とはいえ8億円は大きい!しかし、値上げに耐えられる環境にあるのかが問題。市民の声を聞く方法は?公聴会とか考えなくてはならない)。◆道路特定財源の一般財源化、1兆円を新たな地方交付金とする政府方針について「使途が限定されており、自由裁量を求めてきたものとは違う。新たな仕組みの構築に全国市長会と連携して取り組む」(地方にとって自由度が高い交付金であるべき、けどもともと車ユーザーの税金なのだから、公共交通活性化などに優先して使いたいものだ。でも1兆円ホントに決まるのかね?)。◆国民保護訓練で国・内閣府から「近年にない充実した訓練だった」と市長にお褒めの言葉があったそう、「H22年度の長野市総合防災訓練にも生かしていきたい」(1600人の参加者で国内最大規模となったのだからお世辞とは思わないが、戦時を想定する有事訓練が充実してもね…と思ってしまう。生かすとする総合防災訓練の中身が問題!)◆ブックスタート事業(乳児世帯に本をプレゼントし読み聞かせする事業)は「健康教室などでのボランティアによる読み聞かせを行ってきており、直接、本を提供する仕方ではなく、本をつなぐ活動として継続したい。理解を」(これは私も実施を考えた課題、目に見える子育て支援になるのだが…)。◆国の新たな補助制度を受けた太陽光発電の普及補助では「実績は1267件で4842kw。トータルでは5472kwで目標の62%。向こう3年間で1年間当たり1100kwの設置が必要。市と新たに国の支援で30万円くらいの補助となる」(市単独事業で継続してきたことは評価しているのだが、新エネルギー活用にもっと積極さが望まれるところだ)。◆もんぜんぷら座・NTTコールセンターの波及効果では「350人採用、トマト館は月別で10%売り上げ増。一定の波及効果あり、徐々に広がるだろう」(新規採用は500人じゃなかったっけ?話が違うぞ!パート労働・シフト勤務では厳しいに違いない)。◆放課後子どもプラン「H20年度中に2校区で拡大。H21年度は8校区、H22年度に10校区程度での実施を目指し、早い時期に全54校区で実施したい」(学校の開放、人材確保とクリアーすべき課題が多いはずなのだが。児童センターそのものの充実を忘れては困る)。◆若者の就労支援で「若者サポートステーション事業に取り組んでいるが、上田市の侍学園での自立塾事業を参考に、農業公社の事業と連携できればと思う」(上田市での取組事例、研究課題!)。◆市役所での非正規労働者の賃金・労働条件に関し「嘱託職員の賃金15万5100円は中核市では低いほう。人事院勧告の中級職16万1600円をベースに、早期見直しに取り組みたい」(早くしましょ)。◆中小企業支援で「年末29日・30日、商工振興課で中小企業融資相談窓口を開設(国の緊急保証制度が185業種から698業種に拡大したことなど。を受けて)」(年を越せないと不安を募らせる中小零細企業の手助けになってほしい)

あと、小学生・中学生のテレビの視聴時間や携帯電話の保持率が数字で示されたが、全部メモできず、いずれも全国平均よりも低いが、携帯電話の保持率の多さに驚き(数字不明、改めて)。学校には持っていかないとのルールはあってよいが、行政が携帯を持たせてはならないと決めてしまうことは無論、行き過ぎが携帯の廃棄証明と一緒に始末書を書いた覚えがある。このルールは学校の自主的判断としてあっていい。しかし、小中とは言え携帯電話が子どもに普及していくことは今の時代の流れ、間違いのない使い方、使わせ方を家庭や学校で指導徹底することが大事なんだと思う。
議会が終わって、夕方から長野駅前で池田市議と一緒に街頭宣伝、地区護憲連合の「9の日行動」。あいにくの雨で用意したチラシを取ってもらえる皆さんは少なし…。ちょっと寂しい…。
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2008年12月8日(月)
市議会代表質問の雑感、そして67回目の12月8日



▲我が家の玄関、奥さん作成の手作りリース、製作費ゼロ

▲庭に咲く野バラの実

今日は朝から「遂に!」の想い。新聞一面で「麻生内閣支持率25%」(共同通信社)の大文字が踊る。「どちらが首相にふさわしいか」では始めて野党第1党の小沢氏が逆転した。麻生首相の「政策のブレや失言が響いた結果」と報じられているが、確実に「麻生離れ」が国民の波になっている、すでに麻生政権は「末期症状」であることを裏付ける結果に他ならない。信頼と求心力のない政権には退陣してもらうしかない。やはり解散・総選挙で決着をつけることだ。
でも気がかりなことが二つある。一つは、麻生離れが新党を含めた政党・政界再編に動き始めていることだ。これは選挙目当てが動機で、国民の不安に真正面から応えようとする姿勢ではないからだ。「大連立」のきな臭さも残る。二つは、社民党の支持率が伸びていないことだ。二大政党の二者択一が焦点になるほど「埋没」してしまう社民の厳しさがある。日本社会は、政策・理念では社会民主主義的ベクトルをもって向かわざるを得ないのだが…。まぁ、頑張るしかない。
市議会、今日は代表質問。新友会と共産党、政信会、3会派の代表質問が行われた。市長をはじめとする理事者答弁で「へぇーそうなんだ」と思うところ、「えっ!そうなの?」との部分をあげてみる。◆市長、政治姿勢を問われ「私はもともともワンマン。でも5原則(略)を堅持し臨む。ワンマンとの声は謙虚に受け止める」(この率直さというか正直なところが憎めないところかな)「ボトムアップとトップダウンが活発にいきかう力が前に進むエンジン…、決断力、突破力をもって進みたい」(わかったようで分からない!)。◆第1庁舎建て替えで「コストがかかっても80年、100年ともつ建物を、市のシンボルとして」(なんかデカイ話になってるな、懇話会の報告はそこまで言ってないと思うのだが)。◆指定管理者制度導入での経費削減「H18年度は9700万円、H19年度は市営住宅の指定管理料がかさみ7600万円に」(当初の意図とだいぶ違う?削減分が指定管理者の人件費の圧縮につながってはいなのか、実地調査でつかむしかないか)◆給食費で「食材費のみを給食費としているがH20年度は据え置き。でも米や食材の値上げで来年3月には据え置き方針を検討する」(給食費も値上げ?3月議会が勝負)。◆中心市街地ぐるりん号「100円は今すぐ値上げする状況にはない」(まぁーそうだろうな)。◆職員定員適正化「5年間で140人の減員は今のところ目標達成、でも消防の減員延期分(11人)が課題」(どこで帳尻合わせするの?目標を棚上げすればいいんじゃないの)。◆図書館の司書「北部と南部で44人の内、正規職員は1人のみ、あとは嘱託。正規化は厳しい財政で無理、人事交流を通じ育成する」(ここでも顕著な非正規雇用、スキルを持っている職員を財産にすることを真剣に考えなくては)◆長野駅の整備「善光寺口は来年度のなるべく早い時期に方向性、H22年度で実施設計、H23年度から工事着工。東口・複合交通センターは当面、平面整備・仮設整備で対応」(着々って感じ!対案が必要!)。◆市立公民館への指定管理者制度導入「一斉一律移行ではなくH22年度から順次移行へ」(議会の慎重対応意見を全く踏まえていない!現場とのかい離にもっと真摯さが必要でしょ)。◆特別支援教育支援教員の拡充で「発達障害をもつ児童生徒は小学校で310人、中学校で128人、計438人で前年比72人の増。支援教員は59校に85人配置。今後の推移を見て対応を検討」(発達障害児の増加傾向に驚き、支援体制は遅れている。支援教員の教育指導も重要な課題))◆生活保護世帯のつなぎ資金で「親子3人暮らしで1万円の支援でもっと節約しなさいと市が対応している、問題だ」との指摘について「市単事業で2万円を限度にしている。世帯の状況に応じて対応している」を繰り返し(事実であれば限度額で支援していないことが問題!もっとあったかい対応が必要でしょ)。◆合併「H21年2月に調印。3月市議会で議決、県の議決を経て9月までに国の告示へ。H22年1月1日合併」(粛々ってところか…)。◆学校給食の地産地消「米飯給食、来年4月から9月までは市内産米100%を確保」(やればできるじゃない、ちょっと失礼か)…。とりあえずの雑感を思いつくまま。40分間フルに質問に使える代表質問っていうのは魅力といえば魅力。二人会派の悲しい独り言ですが…。
さて、今日は67年前、旧日本軍がハワイの真珠湾を奇襲し、無謀な太平洋戦争に突入していった日だ。敗戦記念日の8月15日と同様、「不戦・非戦を誓う日」としたい。ヒロシマ、ナガサキの原爆被害の歴史は誰もが「二度と繰り返してはならない」とするが、それ以前の加害・侵略の歴史に正面から向き合うことを忘れてはならないと思う。航空自衛隊トップであった田母神前航空幕僚長の「侵略否定発言」があっただけに強調したくなる。被害者であると同時に加害者であった歴史的事実に向き合うことなしに国際連帯も平和の発信もあり得ないのだから。世相が不安定な時代にあってナショナリズムが台頭することが懸念される。加害者の歴史を背負って「過ちを二度と繰り返してはならない」と誓いたい。本編に関連記事

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2008年12月7日(日)
師走1週間、この3週間の出来事





さすが師走、冷え込みが厳しくなってきました。4日にインフルエンザの予防接種しました。今年の冬はダウンできませんからね。さて、3週間ぶりの日記更新。本編だけは更新してきたものの、日記は「後回し」状態に。訪問いただいている皆さんゴメンなさい。ズクが足んないね。

公私にわたるこの3週間の出来事を列記…

◆中野市長選挙の応援、急きょ出馬した高木ひさし前社民党市議の応援で、中野に行ったり確認団体の法定チラシを作ったり…。結果は厳しいものに。◆国と県、市が共同で実施した「国民保護実動訓練」の中止を求めて県(17日)や市(20日)に申し入れ。◆11.21信濃富山県人会に参加。懐かしい面々に一年ぶりに再会。事務局を務める北陸銀行長野支店長らに取り寄せてもらった鱒寿司や昆布〆の刺身に舌鼓。◆11.22安茂里地区の青少年健全育成住民大会に参加。◆11.23-24一泊でかみさんと東京に。長女の学園祭、ストーリートダンス部のステージを鑑賞。3年生で引退ステージになることから、娘の気持ちに応え最後くらい観ようと思い立った次第。2回のステージ、イキイキしてる娘がまぶしかった…。◆11.25夜に南千歳公園で反対集会。県護憲連合の事務局として準備、今回は憲法会議や県労連の皆さんと一日共闘の集会に。◆訓練当日の26日は朝、長野駅前で街頭宣伝、そして市議会総務委員会で批判的視察に参加。◆11.27安茂里大門区の長寿会の皆さんの「収穫祭」におよばれ。里イモをおいしくご馳走に。◆12月議会対策で、連合長野地協の皆さんと推薦議員との懇談会(27日)。そして地区労組会議などの皆さんと「市政協議会」(28日)。「JR不採用問題の人道的早期解決」「雇用・能力開発機構の存続」「林業の活性化」など意見書の採択を求める請願等について協議。◆時間の合間を縫って「新年度予算編成における重点施策の要望書」の取りまとめ。何とか12月2日の申し入れには間に合わせたものの、時間がなく、やっつけ仕事気味…、反省点です。昨年は無所属議員と共同で行いましたが、今年は市民ネット二人の単独要望となりました。一人は無所属から最大保守会派・新友会に移籍したため当然、丸山かおり市議との共同行動は政策的・運動的連携は確認しながら、今後の課題となりました。◆昨日6日は中野市で市会議員をめざしたいとする「奇特な」(ゴメンなさい)方と面談、夜は連合長野地協の大会に出席。

社民党の仕事も山積…。総合選対事務局長・党県連幹事長代行としての仕事もあって、なかなかホームページ更新に向き合えない3週間でした。師走になって土井たか子・社民党名誉党首の来県日程が決まり、イベント準備にも時間を取られています。

因みに土井さんを招いてのイベントは来年1月17日(土)午後1時から「サンパルテ山王」で「これでいいのか日本!土井たか子講演会」です。第2部として社民党の旗開きを兼ねた「社民党前進パーティ」も企画しています。土井さんの講演会にはぜひ足を運んでもらえればと思います。

8日からの週は市議会ウィーク、討論を深めたい論点をまとめていますが、議会に集中する1週間となります。11月の間に地域の皆さんからいただいている陳情・要望もこの時期に解決に向けて努力しなくては…。

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2008年11月17日(月)
ゴミ減量・有料化住民説明会


安茂里小市区での「ごみ減量・ごみ有料化説明会」に区民の一人として参加した。小市区では今日を皮切りに7日間、安茂里全体では110カ所を超える説明会となる。市では、6月議会で家庭ごみの有料化を決めたことから、更なるごみ減量の取り組みと合わせて来春までに1200カ所での住民説明会を計画。今月末で600箇所、折り返し点だという。
夜7時からの今日の説明会は、小市区の1班・2班の皆さんが対象で約40人が参加。市が作成した「ごみ減量ガイドブック」と「ごみ有料化パンフ」で説明を受けた後、意見交換に。

《ごみの減量》をめぐっては、電動式の家庭ごみ処理機の購入では3万円を限度に50%を補助する制度をもっているが、故障対応はメーカーでも不十分なようで、修理などのきめ細かな対応を改善してもらいたい、スーパーでの過剰包装ともいえる状況から、市民だけでなく事業者に対しごみ減量に向けた簡易包装の徹底を求めて欲しい、生ごみをたい肥化するための「ぼかし」は1袋100円、これをもっと安くしてもらいたい、ごみカレンダーやガイドブックは大きな字でお年寄りにも分かるように、などの注文が相次いだ。参加者の皆さんからは「議員さんもしっかり聞いて改善して」と声をかけられた。
《有料化》をめぐっては、有料化に反対する意見はなかったものの、「有料化でお金を出しているんだからとごみの分別が荒くなってしまうのでは」「不法投棄が増えてしまうのでは」といった意見が出されていた。有料化はごみ減量を推進するための手段とされているのだが、「有料化でも減量化が進まない場合、さらなる値上げやごみ袋への氏名記入やごみの点検も検討が必要になる」(市役所)としたことは、テーク・ノートだ。
僕自身は、有料化に対し「ごみ減量計画に基づき、一人100グラムのごみ減量を市民全体で取り組んだ上で、有料化を検討すべきであり、時期尚早である」として反対したことから、今日の説明会は「複雑な思い」で参加したのだが、説明会に参加される皆さんはごみ分別・減量にしっかり取り組んでいる皆さんであり、年間2900円の負担増はやむを得ないと受け止めていらっしゃるようだ。でも、終わった後、何人かの人と話した折に、有料化そのものには「布目さんは反対してくれたけど、議会で決まっちゃったし仕方ないよね」との声が…。これが本音なんでしょうね。いずれにせよ、こうした説明会に参加されない大勢の市民に徹底していくことが課題であることは間違いない。
マイバッグを車においているものの、コンビニ等ではついついレジ袋で買い物をしてしまう自分を反省しながら、帰途についた。環境部の皆さん、大変ご苦労様です。

午前中は事務局長を務める県護憲連合で、11月26日に予定される国民保護訓練について、県の危機管理部長に対し、武力攻撃に準じる事態を想定しての訓練は、避難・救援が主目的といえ、「戦時訓練」「軍事訓練」につながるものだとして「中止」を申し入れた。詳しくは本編を参照してください
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2008年11月15日(土)
小春日和の中、東北地方を視察。携帯忘れ不便やら便利やら…

青森駅前、手前は街中居住のマンション、中央奥に「アウガ」

盛岡市のバス案内システム

盛岡市西口、手前が再開発で造成した公営住宅、奥は岩手山
12日から3日間、市議会まちづくり対策特別委員会の行政視察で東北地方の3市を訪問した。初日は北上し青森市で「コンパクトシティの形成と中心市街地活性化への取り組み」と「青森新幹線開通に伴う並行在来線の対策と課題」を、2日目は南下し盛岡市では「盛岡駅西口地区土地区画整理事業・西口再開発の状況」、そして3日目は仙台市で「公共交通アクセス30分構想」と「仙台駅周辺の地区の交通環境づくり」をテーマに勉強してきた。
小春日和の3日間で、寒さに備え持参したコートは余計なお荷物に。「長野の方が寒いね」と言いながらの行程だったが、長野市も暖かな毎日だったようだ。今回の視察は、長野市にとっても共通の課題である「歩いて暮らせるコンパクトシティ」「駅前周辺の再開発」「公共交通の維持・活性化」をテーマにしたもので、いずれも大いに興味をそそる内容となった。

視察報告は改めて稿を起こすが[青森市編はこちら]、初日の夜はねぶた祭りの青森で、ねぶた音頭(囃子)に乗って皆で踊り、委員会の視察としては稀に見る?楽しいひと時を過ごした。もっともこれは余談なのだが、青森弁に囲まれ、民衆文化に触れたひと時、事務局の気配りに感謝。

ところで、今回の視察は携帯電話を自宅に忘れ、何とも爽快な?3日間を過ごした。ところ構わずかかってくる携帯電話から解放された日々だった。とはいえ、帰ってきてからが大変、不在コールと伝言メモに、お詫びしながら連絡をとることに。ご迷惑をかけた皆さん、すみませんでした。でも、パソコン・メールがOKだったので、少しは救われた感ありです。
こんな事態の中で、改めて痛感したことが街中から電話ボックスが消えていることだ。探せばあるのだろうが、目につくところにとにかく無いのだ。結局、新幹線の中とホテルでしか固定電話を使えない羽目に。10年ひと昔とはいうが、前は携帯電話がなくても不便さを感じなかったわけで、携帯電話が当たり前の時代における不便さに、情報格差の現代的問題を見る想いだ。便利さに慣れ、失ってきているものも多いのだろうなと考え込んでしまう旅でもあった。

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2008年11月9日(日)
オバマ大統領の誕生、筑紫哲也さんの逝去

▲8日杏の里文化講演会

▲6日、小市土地改良区の皆さんと現地調査

端から端まで歩いて調査、農業土木課の市職員も同行し改修工事の必要な個所をチェック

▲県道小市線の歩道整備が始まりました。芝上建設さんの南側です
アメリカ大統領選挙で民主党のパラック・オバマ候補が勝利した。共和党のマケインをダブルスコアの大差で下しての勝利だ。アメリカ史上初めての黒人大統領の誕生は、「政治は変わる、変えられる」というドラマを目にした日本にも大きな影響を与えることになるだろう。「Change=変革」、そして「融和」を掲げ大統領となったオバマ氏に拍手を送りたい。大統領選挙の意義はブッシュ政権が続けてきた「規制緩和」「市場原理主義」の政策が行き詰まっていることに多くのアメリカ国民が気づき、変革を選択したことにあると思う。金融危機に大きく揺れるアメリカ経済を立て直すことができるかどうかは、これからだが、「庶民には減税、金持ちには増税」という公約が実現されることを期待するし、イラク戦争からの早期撤退、在日米軍基地の縮小・整理が進むことを期待したい。
オバマ氏の「話術」はマスコミにも大きく取り上げられたが、政治家にとっての「言葉」「メッセージ」の重要性を改めて痛感させられる。「言葉」が生きているのだ。金をかけたメディア戦略のなせる技、という面があるにしても、オバマという政治家の資質に負うところが大きい。Change! Yea,We canでいきたいものだ。
ニュースキャスターの筑紫哲也さんが亡くなった。筑紫さんはオバマ大統領実現をどう受け止め、日本国民にどのように伝えただろうか。きっと「次は日本国民の選択が問われる」といったに違いない。新聞ジャーナリストからテレビ・ジャーナリストに転身したものの、政治・経済に辛口で批判したスタンスはもとより、文化・スポーツ・芸術・芸能に幅広い興味と教養をもってメッセージを発し続けてきた筑紫さんは、僕の大好きなジャーナリストの一人だった。「戦後」を問い続けた筑紫さんに心から哀悼の意を表する。
8日に安茂里地区公民館主催の「杏の里文化講演会」が催された。あいさつで故・筑紫さんの話を文化をもったキャスター・ジャーナリストという観点からさせてもらった。さて、スポーツをたしなみ愛することも文化だ。県サッカー協会会長の丹羽洋一さんを招いての講演会は、なかなか興味深く聞かせてもらった。「強いから夢があるのではなく、夢があるから強くなれる」「閾値(いきち)を超える」(限界値を超えるという意味なのだが、最初から限界をつくってはならないという意味で紹介されていた)との話が印象に残った。議員的には、日本サッカー協会のグリーンプロジェクトという事業で、公園の芝生化を進めているという話に興味あり!といったところ。5万円プラス送料で芝生の苗の提供がされるらしい。芝は管理が大変だが、民間の力を活用しながら「公園の芝生化・緑化」に取り組むことも「手だな」と思いながら聞いた。会場には小学生や高校生ら、未来のJリーガーたちが多く参加していたことも「成果」のひとつ。子ども達が一緒に聴ける講演会っていうのが地域の講演会としては大事なことだなと想うところである。
講演会で県サッカー協会から「フットサル」の道具一式を公民館に寄付いただいた。感謝!!
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2008年11月2日(日)
第2回アモーレフェスタ




飯綱山に初冠雪の便り…。朝夕の冷え込みに冬の訪れを感じさせるものの、周りの山々が色づき、風情を感じる信州の秋まっさかりだ。昨日11月1日には、裾花中学校創立50周年の記念式典と祝賀会があり参加した。県民文化会館での記念式典は、在校生たちの全員合唱に感動!在校生たちが主役の50周年式典であった。国際21での祝賀会は、輪になっての裾中校歌大合唱で大いに盛り上がった。節目の年にあたるPTAの役員の皆さんには大変なご苦労をいただいたが、この年の在校生たちにとっては何よりの思い出になることだろう。1万6千人を超える同窓生を送りだした50年の歴史の時を刻み、そしてこれから裾中の門をくぐるであろう大勢の裾中生が未来の時を刻み続けることに乾杯!
そして、今日は安茂里地区住民自治協議会主催の第2回アモーレフェスタが安茂里総合市民センターで催された。住民自治協の健康福祉部会が中心となって準備されたもので、今年は、長野工業高校の生徒会の諸君が企画にかかわり、進行役から駐車場係と裏方を務めることに。家族連れの姿も目立ち、一回りも二回りも大きく広がった地域イベントとなったことに、地域の一人としてうれしく思いながら会場を回らせてもらった。メイン会場では、松ヶ丘保育園鼓笛隊、裾花中学校吹奏楽部そして演劇部、裾花小学校合唱と地域の保育園や学校の子ども達が出演、老若男女揃っ、地域の絆を強める企画が次々と。屋外では消防車とパトカーの展示・試乗、フリーマーケットと賑わいのある催しが多彩に行われていた。
住民自治協議会の活動については、9月議会で、H22年度からの補助金の一括交付等を見据え、「もっとじっくり腰を据えて」と注文をつけてきましたが、まぁーこれはさておいて、「安茂里に住んでてよかった、そして子ども達や孫たちが安茂里に住み続けたいと思うまちづくりを住民が主役となって取り組むこと。今日のアモーレフェスタで、地域の交流が深まり楽しい一日となることが住民自治協の役割そのもの。大いに楽しみましょう」とあいさつさせていただいた。実行委員会の皆さん、大変ご苦労様でした。
10月の後半は、議会では所属する総務委員会、まちづくり対策特別委員会の勉強会、そして新しく設置された議会基本条例検討特別委員会の初会合が次々に開かれた。10月27日には都市内分権審議会が開かれ、住民自治協への交付金、条例での裏打ちなど重要な課題での審議が行われた。いずれも課題山積である。12月議会に向けてしっかりと調査・研究に取り組まなければ…。
10月30日の麻生首相の追加経済対策の発表で「解散」は先送りに。11月30日投票を見据えて、いろんな活動を進めてきただけに拍子抜けの感あり。しかしながら、1世帯平均6万円といわれる「生活支援給付金」は「3年後の消費税増税」とセットでは生活支援にも景気対策にもならない。選挙目当てのバラマキといわれても仕方がない内容だ。国会には徹底審議を求めたい。「頼みますよ!国会の先生」と言いたいところだが、期待は薄い。主権者である私たち一人ひとりの出番だ。
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2008年10月18日(土)
安茂里地区最後の敬老会、そして老人福祉センター祭




 今日は伊勢宮区の敬老会、老人福祉センター祭に招かれ挨拶。今日の伊勢宮の敬老会が安茂里地区最後の敬老会となる。残念ながらお年寄りが邪魔者扱いされる風潮が強まる中、老いるということが敬愛され大切にされる社会をめざし市議として頑張りたいとあいさつしてきた。ところで今年の各地区の敬老会では、僕の地元の小市区の敬老会でいただいた「長寿の心得」手拭いを披露している。「人の世は山坂多い旅の道」に始まり、「気は長く、心は丸く、腹立てず、口慎めば命長かれ、念ずれば花開く」で結ばれる。還暦(60才)に始まる長寿の節目を紹介しているものだが、古希(70才)、喜寿(77才)、傘寿(80才)、米寿(88才)、卒寿(90才)、白寿(99才)と続く。この上にまだあるのを御存じだろうか。茶寿(108才)…まだまだお茶が飲み足りぬ、皇寿(111才)…そろそろ譲ろうか日本一、といった具合だ。既に長寿日本一は113歳だから、これは既に古いのかもしれないが、ユーモアを交え「めざせ皇寿」を願って今日も披露させてもらった。この話は「敬老の日」にあわせ日記に記すべきところだが、タイミングを逸し、こんな時期になってしまい、お許しを。
午後は9回目を迎えた安茂里老人福祉センター祭りに。センターでの講座・受講生の皆さんの力作、研鑽の発表会である。素晴らしい完成度にただただ感心するばかり。無趣味の自分に反省しきりといったところだ。また、裾花中学校吹奏楽部の演奏が素晴らしかった!地元の中学生の頑張りには心からエールを送りたい。
 先週の土・日は松ヶ丘保育園や大門・伊勢宮・犀北地区の運動会、今秋の週末も地域行事がまっさかりだ。秋晴れに恵まれ、楽しい週末を!と言いたいところだが、気かがかりは「解散」の時期…。10月末に解散、11月18日公示・30日投票との見方も有力に。総選挙モードであることには変わりはない!この頃です。
 ところで、時間の合間を縫って、社民党長野県連合のホームページをリニューアルした。県内で2人の予定候補を決めたことから、一新。まだ不完全だが…、こちらも観てください。自分のページの更新が疎かにならないようにしなくてはね。
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2008年10月17日(金)
私鉄総連議員団総会で秋の京都に。バイオディーゼル燃料化施設を視察。

▲サプライズの舞妓さん。名前は??

▲議員団総会、隣は成田・常滑市議

▲京都市議会議場、気になるものが…

▲バイオディーゼル燃料化施設

▲舞妓さんの踊り
 忙中閑あり!?
 10月16日~17日、僕が全国幹事を務める私鉄総連自治体議員団会議の全国総会で秋の京都に。議員団会長を務める安井勉・京都市議にセッティングいただいたものだ。会議は京都市役所の会議室。築80年の市役所庁舎は歴史的建造物なのだが、耐震性はゼロ(?)改築には400億円かかるとかで手点かず状態だそうだ。私鉄議員団もかつては200人位いたそうだが、今は86人とかなり寂しい状況だが、地方の公共交通が危機に瀕している現下にあって、全国各地で公共交通をテーマに頑張っている議員同士の政策交流は大いに意義がある。アルピコグループの私的整理による事業再建は全国からも注目されていて、アルピコグループの取り組み、長野市行政の取り組みなど現状報告に汗をかいてきた。地方交通事業者の私的整理、法的整理が相次ぐ中、アルピコの取り組みが「再生モデル」として期待されてもいるからだ。この意味でも責任が大きいことを改めて痛感したところである。

 16日は全国総会と議会活動交流、17日は京都市の廃食用油燃料化施設を視察。この視察はなかなか興味深いものだった。京都議定書の地・京都では、地球温暖化防止と地域循環型社会の構築に向けた取り組みとして、H9年度から使用済みてんぷら油を回収し、廃食用油燃料化施設を建設。現在、年間150万㍑(1日5000㍑)のバイオディーゼル燃料を製造し、ごみ収集車(パッカー車)170台、市営バス97台(うち95台は軽油と混合・20%バイオディーゼル燃料)の燃料に活用している。燃料化施設建設費が7億5千万円(H16年度から本格稼働)、年間の経費は約2億円だ。製造するバイオディーゼル燃料は1㍑当たり100円(研究費等を除く)の単価となる。割高感は否めないのだが、使用済みてんぷら油のリサイクル、年間で約4000トンの二酸化炭素の排出抑制、排ガスでSOXが100分の1以下となるクリーン化、地域コミュニティの活性化、生きた環境境域など「1石五鳥」の効果を上げているとする。でも担当者いわく「苦難の道」だったそうだ。詳しくは改めて本編で。
 川中島バスはバイオディーゼル燃料100%のバスを1台運行しているが、燃料の製造は直富商事さんが行っており、大量生産・供給に課題を残している。こうしたことから、そもそも今回の京都行きの目的はこの施設の視察にあった。長野市で考えた場合、市として燃料化施設を独自に持つことは難しいが、民間活力を活用した取り組みは欠かせない。地球温暖化防止の取り組みの新たなテーマである。
 トップシーズンを迎える京都だが、紅葉はまだまだ。秋の京都を満喫することなく、とんぼ帰りだったのだが、一つサプライズが…。16日夜の交流会、安井会長の計らいで二人の舞妓さんが登場。NHKの朝ドラ「だんだん」もあってタイムリーな計らいに感謝。ひょっとして一番盛り上がっていたかも…。
 因みに今回の京都行きの経費は政務調査費ではなく自費。「舞妓さん呼んで視察?」といわれないための弁明ですけど、強調しときます。
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2008年10月7日(火)
「愚直な努力が秘訣」…昨日のNHKスペシャル
昨日のNHKスペシャルをご覧になっただろうか。「B’z・メガヒットの秘密」。今年5月のビックハットでの20周年ライブコンサートに出かけた僕としては、見逃せない番組だ。しかも娘からは「しっかり見てね」のコールで念を押され、夜10時に間に合うように帰宅。

初めて公開されるという創作の舞台裏…。ギタリスト・松本さんの5秒間の「音」、1小節のフレーズへのこだわり、「才能よりも『好きだ』ってことが原動力」との言葉が印象に残る。ボーカル・稲葉さんの声と体力へのこだわり、あの裏声を維持するために湿度50%にこだわる 真夏でも控室はエアコンなし、ドアに目張りし廊下の冷気が入らないようにする徹底ぶり。音づくり、体づくりへのストイックなまでのこだわりには脱帽である。
メガヒットを続け、日本の音楽界・ロック界のトップを走るB’z。「なぜ売れるのか」との問いに「愚直な努力」と応える。コツコツ続ける姿への共感だというのだ。今年9月21日(デビュー日である)の20周年ライブの最終「横浜スタジアム」、毎回B’zのコンサートは「せぇーの」の掛け声に観客が「お疲れ」で答えるのが常なんだそうだが、横浜ではその後「もっと勉強して、もっと練習して戻ってくる!」と締めくくった。この謙虚さと前向きさがさらに共感を広げるのだろう。
「愚直な努力」…自らの心に刻みたい!!

2008年10月5日(日)
この1週間、総選挙モードと51歳

▲9月30日、松本駅前で

▲10月4日、「国民保護訓練」を問う集いで、前国立市長の上原公子さん。11月26日に国・県・長野市共同のテロを想定した有事実働訓練が計画されています。国内最大規模の市民動員訓練を標榜…知らず知らずに戦時動員ってことになりかねません。

▲色づいたロサ・ルブリフォリアの実。我が家の今年のバラのテーマは実のなるパラ。9月27日朝撮影。
なかなか更新できず、焦っています。というのは、社民党の総選挙シフトで、9月から県総合選対の事務局長に就いているからです。市議会も終わり総選挙モードです。事務局長は無論、器ではないのですが、在長野のメンバーからということで、渋々受ける羽目に…。本業の市会議員が疎かにならないようにしなくては!でもこの1週間ばかりは超多忙でした。9月27日は長野5区の予定候補に決意いただいた福島みずほ参議院議員秘書の池田幸代さんの出馬表明記者会見と対策会議で飯田市に。30日は福島みずほ党首が松本に応援に入り、これに同行。合間はいろんな宣伝資材の作成やら県下の体制づくりやらです。今日あたりで実務的な仕事がひと段落ついたところで、ようやく自分のホームページに。とはいえ、やらなくてはならないことがまだまだ山積です。
解散の時期が流動的と報道されていますが、油断大敵!です。麻生総理の胸三寸ひとつとなっている今、衆院予算委員会での補正予算案強行可決をもっての「解散」は、あり!でしょう。気を抜けない毎日が続きそうです。いずれにしても政権交代がかかった総選挙、格差と貧困をなくす政治への転換を実現しなければなりません。市場競争原理に基づく構造改革のスピードを自民党と競うとした民主党の一人勝ちでは、政治・政策の転換は期待薄です。小粒でも激辛の社民党がしっかりしなくてはなりません。
この時期は、市や地域の行事が結構あります。9月26日議会の正副委員長会議(議会基本条例等検討特別委員会の副委員長として)。28日は地元小市4区の合同運動会、夜は飯山に。29日は木曽にオルグ。10月1日は私鉄県連大会、夜は上田にオルグ、3日は市の戦没者追悼式典、そして「長野県公共交通対策会議」の結成総会に。4日は市青少年健全育成大会、市民グループの国民保護訓練を問う集い(久々に前国立市長の上原公子さんの話を伺う)、夜は地元小市区の「自主防災会」の立ち上げ会議。自主防災会の会議では市の「災害時要援護者支援」の取り組みを報告しました。
来週の土・日は保育園や安茂里各区の地域運動会です。8日には、市長から来年度予算編成の基本方針等の説明があります。また、川中島バスの不採算路線の見直しへの対応、持続可能な地域公共交通システムの再構築の課題で、最初の山場を迎えつつあります。注目の政務調査費は、市の報酬等審議会が1ヵ月9万円を答申。市議会での結論8万5千円を上回る決定は、「市議はもっと政策の調査研究に励み長野市政に臨め」とのことなのでしょう。気合いを入れ直さなければなりません。
ところで、51歳になってしまいました。10月1日です。今年の目標の一つに「素敵な中年」をあげましたが、程遠い目標ですね。誕生日前にカミさんからは「お祝いランチ」をゴチに。当日は娘たちから「結構自慢できる親父パパ、一層イイ男に」とのメールにニンマリの親父でした。
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2008年9月23日(火)
2期目の1周年、心引締めて…



9月23日は、市会議員2期目・1周年の日です。1年はホントに早いもの、あっという間ですね。あの激暑の中での選挙戦が遠い昔のようです。心引締め、引き続き「市民が主役のまちづくり、安心・安全の暮らし」をモットーに頑張りたいと思います。
今日は、信学会・裾花幼稚園の運動会、安茂里・平柴区の敬老祝賀会に招かれ、それぞれ挨拶させていただきました。敬老会は「敬老の日」の15日がピークで6会場を駆け抜けさせてもらいました。挨拶して「では失礼」というのが、毎年の常なのですが、なんとも恐縮しちゃいます。ごめんなさいです。今日は比較的ゆったりとお話しできました。皆さんがそろって口にされたのが3点。「政務調査費はどうなってんだい?」「学校給食は大丈夫かい?」「政局、風雲急を告げてきて忙しくなるね。でも社民はなかなか厳しいな」です。特に政務調査費は顛末が顛末だけに、「いったい何をやってるんだ」との批判が強いです。調査研究・政策立案に政務調査費を活用していること、1円単位で使い道を公開していること、第2報酬みたいな使い方はしていないことを「弁明」しながら、税金を使っているだけに政務調査費の使途と活用をもっと市民の皆さんに理解してもらう努力をしなきゃいけないと改めて痛感します。
「厳しい社民」との声は、ホントにキツイ一言なのですが、「昔の社会党みたいにもっと頑張りな」との励まし?も。「昔の社会党」は無理にしても、地域と暮らしの疲弊を打ち破るために、「弱きを助け強きをくじく」精神で頑張るしかありません。地域と暮らしを底上げできる政治を取り戻すこと、政権交代をかけた総選挙、「比例は社民」をお願いしています。でも、皆さん、最後には「安茂里の代表なんだから、一人で大変だけど、頼むね」と結んでいただきます。期待にこたえなきゃ!です。
運動会と敬老会の合間、とんで自宅に帰って、小市志奈埜市神社の村舞いを迎えることができました。自宅前で「お囃子」で激励してもらいました。写真上2枚がその様子。一番下の写真は平柴敬老会での余興のひとコマ、「筆詩吟」(違ったかな?)で「富士山」を謡い、書しているところです。立派な出来上がりでした。ボランティア「愛の会」の皆さんです。楽しませてもらいました。
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2008年9月22日(月)
初の女性副議長誕生で9月議会閉会

4日から始まっていた9月議会は、19日に補正予算案などの市提出議案すべてを可決、22日には人事議会が開かれ、幕を閉じました。任期1年の副議長は選挙の結果、小林紀美子議員(新友会)を選出しました。長野市議会初の女性副議長の誕生で、このこと自体は画期的な出来事です。残念ながら、僕の一票は生きていませんが…。副議長選挙には新友会の小林紀美子議員と政信会の内山國男議員が立候補、所信表明会の後に選挙が行われ、22対16で小林紀美子議員(新友会)に軍配が上がりまた。私が所属する市民ネットでは、かつての同僚議員でもあり、政信会との共同勉強会の取り組みなどを踏まえ、内山氏を推薦、選挙に臨んだ次第です。
今回の副議長選挙の特徴は、共産党議員団(6人)が候補擁立を見送り、内山氏に票を投じたことです。何かと独自性を発揮したがる共産党さんですが、議会改革へ一皮むけたのかな?ってところです。その反面、公明党さん(5人)がそっくり?新友会支持に回ったようです。単独過半数の会派がなくなった今、正副議長を最大会派で独占するのはいかがなものかと思います。市長に対する与党・野党という発想を乗り越え、議会の活性化に何が必要かという観点から、正副議長が選ばれてしかるべきでしょう。
そのために公開で開かれる所信表明会があるのですが、この所信表明で、今議会から試行で始めた「一問一答方式」について、小林紀美子さんが後ろ向きな発言をしたことが気がかりです。一問一答方式は議員側にも課題を残していますが、「わかりやすい議会」「討論する議会」への第一歩です。副議長として開かれた議会改革に積極的に取り組まれることを切に期待したいものです。
さて、9月議会の論点をトピック風に報告しておきます。詳細は、本編で。

■信州新町、中条村との合併で法定協議会を設置、H21年度中の合併へ
■財政健全化指標で問題なし、「長野市財政は健康」と改めて強調
■新たな公共交通システム、9月末に素案
■中山間地域の消防職員の削減、3年間延期へ

■小中学校の耐震化、3年前倒しに。危険な39棟、具体的な実施計画はまだ不明
■高層マンションの規制へ要綱の条例化へ
■県消費生活条例施行で、「市条例改正は考えず、運用を検証」
■お出かけパスポート、カード交付者の8割が継続を希望、「負担増やむなし」が2割
■真島の雇用促進住宅の廃止、入居者に不安
■使用料等の値上げ、10月・1月に改定原案作成へ。使用料は「パブリックコメント対象外」と答弁
■公民館への指定管理者制度導入、慎重に。委員長報告に盛り込み可決
■政務調査費、すったもんだの末、月8万5千円で議会の意思決着

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2008年9月21日(日)
台風一過の運動会、さわやかさ一変…学校給食へのカビ米混入

20日、小学校の運動会。地元松が丘小学校の運動会に招かれ観戦してきました。山王小学校はメッセージで失礼しました。因みに安茂里小学校の運動会は5月でした。運動会は1年生と6年生を比べ、改めて小学校6年間の成長ぶりを痛感できる行事、子どもたちの一所懸命な姿に触れることができ、さわやかなひと時を過ごしました。台風13号の影響にやきもきさせられましたが、見事に?日本列島縦断を逸れ、台風一過の秋晴れに恵まれました。
そんなさわやかな気持ちを一変させたのが、学校給食へのカビ米混入の恐れのニュース。農水省の調査結果で、県内ではカビ米などの事故枚を不正転売した業者がいないとのことで一安心していた矢先、しかも学校給食の食材へのカビ米混入はショックな事件です。加えて長野市内での菓子店異臭あん、有害物質メラニン混入の恐れある中国産牛乳と、食の安全が根本的に揺らいでいます。
生産-加工-流通-消費のいずれかの段階で、悪意ある業者が存在すれば、「食の危険」は国境を越え、県境を越え、一挙に広がってしまうという現代のグローバル化する食流通の実態が浮き彫りに。この対極に「地産地消」があります。安全・安心な食材の提供を保証するには、「地産地消」の徹底しかないのではと考えます。もっとも、これも善意ある生産者を大前提としていますが…。
農水省のチェックの甘さが大問題となり、農水大臣の辞任、事務次官の更迭という事態となりました。選挙目当ての対応が見え見え。根本的な解決には程遠い政治の対応です。ところで、このチェックの甘さですが、「食糧管理法(食管法)」時代には、強制的な立ち入り調査権が付与されていたそうです。ところが、ミニマムアクセス米の輸入、米の供給・流通の自由化をうたった「主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律(食糧法)」のもとでは、強制権のない調査のみ。農水省・農政事務所が業者に資料開示を求めても任意提出の壁に阻まれ、真相に迫れない限界があるのだとか。長野農政事務所の職員の話です。法制度に基本的な欠陥がありそうです。「消費者基本法」とも連動できる厳しいチェック体制を再確立することが不可欠と思われます。
22日は、市議会9月議会の最終日。急きょ、学校給食へのカビ米混入の説明が行われることになりました。詳報は改めて。
21日は安茂里・犀川神社(杜花火はスゴイです)、22日は安茂里小市志奈埜市神社の祭り。実りの秋を願う秋祭り、真っ盛りです。

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2008年9月12日(金)
一問一答で質問、わかりやすい議会への第一歩。自己評価70点?

9日から11日の3日間にわたり一般質問が行われ、私は9日に「一問一答」を選択して質問しました。市民の皆さんのわかりやすさに着目して、発言通告のテーマごとに区切って質問しました。テーマごとに再質問や関連質問を行い、緊張感あるわかりやすいやり取りに心がけたつもりですが、どうだったでしょうか。ケーブルテレビやインターネット放送を見た皆さんからは「白熱の議論で面白かったし、わかりやすかった」との声をいただきました。中には「布目さんのが一番良かった」との「お褒め」の言葉も。恐縮しちゃいますね。
わかりやすい議会、臨場感・緊張感ある議会への第一歩です。ただ、5つの課題で質問を通告し準備しましたが、「国民保護法に基づく有事訓練」は、時間がなくなり残念ながら割愛。利用者負担の問題でも、5つ用意した質問を2つの質問に限定せざるを得ませんでした。その意味では、ちょっと中途半端になってしまいました。自分としては70点といったところでしょうか。甘いかな?…。
質問と答弁を含めた総時間制では、答弁時間が読みにくく、時間配分が難しいです。質問項目をもっと絞り込むことが必要だし、仕組みとして質問持ち時間制(例えば1人15分の質問時間)に改善していく必要もあります。11日付の長野市民新聞では、市長が「一問一答で大事なのは一つの問題を突き詰めること。今の質問では一括質問と変わりがないのでは」と疑問を投げかけたと報じられました。質問を細切れにするだけの一問一答では、確かにそのとおりです。全体的な反省点でしょう。いずれにせよ、試行で始まった一問一答方式を「討論する議会」への大いなる第一歩にしていきたいものです。
因みに11日付の長野市民新聞2面の記事にある「公民館の指定管理者制度導入の教育次長とやりとり」の部分は私の質問です。市民新聞では誰の質問かが書かれていないんですね。まぁ編集方針なんだろうけど、取り上げるなら質問者も明確にしてもらいたいものです。ちょっと恨み節ですかね…。とりあえず、今回の質問を「市議会報告」のページにアップしました。最初に用意した質問原稿で、再質問や関連質問は項目のみです。答弁を含め、早急にまとめたいと思います。

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2008年9月6日(土)
永田町激震で始まった9月、市議会は「静か」に始まる…
1日の福田総理の突然の辞任表明には驚かされるとともにあきれさせられました。「私は自分のことを客観的に見ることができる。あなたとは違う」と色めき立つ発言に真意が見えた思いがしますね。つまり「総理の器にあらず」ということが見えたという意味で。2代続いての政権放り出し、国民を何と思っているのか。「安心実現内閣」「国民目線内閣」がいかに虚像であったかが露呈しました。まあ、自公政権の完全な行き詰まりということです。今や、自民党総裁選レースが佳境に。パフォーマンス先行の総裁選に、自民党の焦りが垣間見えます。誰が総理になろうと(麻生氏と与謝野氏の決選投票になると行方は面白くなるのですが)、自民党のコップの中での政権のタライ回しに過ぎません。マスコミでは積極財政派⇔財政再建派政、そして構造改革派とかの類型化が図られていますが、政策論争は期待薄でしょう。「マスコミへの露出が増えれば支持率が上がる」なんてこと、本気で考えているんだとすれば、あまりに国民をばかにした話、早期の解散総選挙で、決着をつけるしかありませんね。
 社民党では、明日、県連合常任幹事会を開き、第1次公認候補を決める予定です。政権交代が一大争点となる総選挙、社民党にとっては極めて厳しい選挙戦となりますが、政権交代につながる社民党の議席を打ち立てることが鍵。野党第1党・民主党との違いを鮮明にしつつも、野党共闘で政権交代を実現させたいものです。
4日から9月市議会が始まりました。市長は、懸案となっていた中山間地の消防第一線の人員削減については、3年間棚上げし、引き続き検討することを公式に表明しました。このことは8月26日の日記にも記しましたが、今後、消防広域化計画への対応と合わせて、「消防と救急の兼務」についての検証を急がなければなりません。議員任期中の大きなテーマになります。
 週明け9日から一般質問が始まります。私の質問は9日の午後2時50分ころからの予定です。①公共交通の再生と利用促進策 ②住民主権、住民自治協議会の自立した活動の創造 ③市立公民館への指定管理者制度導入 ④行政サービスに対する利用者負担の見直し ⑤国民保護法に基づく有事訓練など5つの課題について発言通告しました。①以外の課題では、行政当局が考え進めていることに「ちょっと待った!」をかける趣旨となります。インターネットで中継されますが、ぜひ、傍聴に。
 この議会から「一問一答方式」が試行されることは、既に報告してきましたが、答弁時間を含めた時間割当制ですから(今回、私の場合は44分。質問と答弁を合わせた時間制)、かなり限界がありそうです。今までの議員と理事者が原稿をお互いに読み合う「予定調和」の世界を少しでも壊すことができれば、というか「壊す」ことが目的ではありませんが、少なくとも臨場感と緊張感ある本会議の質疑にしたいと思っています。結果はどうなる事やらですが…。
地域では敬老会のシーズンを迎えます。明日は差出北区と小路区の敬老会があります。来週の14日・15日がピークです。「老いる」ということが大切にされる、敬愛される世の中にしたいものです。
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2008年8月31日(日)
第4回マレットゴルフ&バーベキュー交流会





 31日、後援会と実行委員会の共催で「第4回マレットゴルフ&バーベキュー交流会」を犀川第一グランドで催しました。全国各地に深刻な被害をもたらしたゲリラ豪雨、長野も雨が続く中で、開催が危ぶまれたのですが、参加者の皆さんの日頃の行いの良さのおかげです(決して僕ではありません。僕は雨男なんで…)、天気予報も大外れの一転快晴、汗を流しながらのマレット大会となりました。ゲームには83人が参加、21チームの編成で、18ホールの犀川第一グランドでは「渋滞」が気がかりだったのですが、意外にスムーズに進行。雨続きでグランドのコンディションも心配されましたが、参加者の皆さんが朝早くからグランド整備に精を出してもらって、快適にゲームを楽しむことができました。

 第4回目を迎えたレクレーション、今年から実行委員会を作り、大会を準備してもらいました。実行委員長は犀北団地の高野和頼さん、事務局長は小柴見の村田英實さんです。高野実行委員長からは「この交流会を末永く、そして広く催していくことを通して、布目市議を支えていきたい」とあいさつをいただきました。

 優勝は56のスコアで更北の渡辺昭二さん、なんとV2です。女性の優勝はスコア61で犀北団地の深沢一子さんでした。83人の平均スコアは76、60台は4人に一人、76のパプレー以内が44人で、悪コンディションにもかかわらずハイレベルな大会となりました。

 因みに僕は93。去年は100を切ることができませんでしたから、少しは進歩したかな?といったところです。みんなの足をそんなに引っ張ることなく終えることができ、一安心でした。竹内久幸県議もゲームに参加、スコアは92で僕より一つ上、ちょっと悔しい思いが…。

 汗をかいた後のバーベキュー交流会も盛り上がりました。ゲームに参加せず、バーベキューを準備してもらった事務局の皆さんには頭が下がります。また、参加者の皆さんからキャベツや玉ねぎ、キュウリなど野菜も沢山差し入れていただきました。どちらも本当にありがとうございました。参加者の皆さんのお陰で楽しいひと時を過ごすことができました。9月議会に向け気分一新です。
 話は変わりますが、僕はいまだにゴルフの経験が(グリーンはもとより練習場も)ありません。ちょっとこだわりがありまして…。ゴルフといえば、このマレットだけ、しかも道具は借り物のまま。来年に備え、腕を磨こうと密かに決意した1日でした。
 9月議会が終わってからの9月28日には、労組後援会主催のマレット交流会が計画されています。まずはここが勝負!

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2008年8月26日(火)
9月議会4日から、議案説明。消防の人員削減、3年間棚上げに

 9月4日から始まる9月議会の議案説明がありました。16億5千万円余の一般会計補正予算案をはじめ条例の一部改正案など13の議案が提案されます。

 市長からは、信州新町・中条村との事務レベルでの合併協議(合同研究会)が25日に終了し、9月議会中に「合併法定協議会」の設置議案を提出する意向を表明、追加議案となる模様です。また、既に明らかになっている国民健康保険料の賦課誤りについての釈明と謝罪もありました。技能五輪の第50回全国大会がH24年に松本・諏訪で開かれること、合わせて15歳以上の障害者の皆さんの技能五輪である「アビリンピック」が開かれることも明らかに。障害者雇用の拡大につながるイベントとして成功させていきたいものです。

 補正予算の主な内容は、規格化統計担当のもんぜんぷら座7階への移転に伴う改修費1250万、個人市民税を年金から天引きする特別徴収のためのシステム改修費3700万、鬼無里診療所に内視鏡システムを導入するための繰出金250万(全体経費は1060万)、災害時要援護者支援事業に935万、重度障害者の支援に取り組むケアホームの運営費助成に1340万、県の森林づくり県民税活用事業に1040万、住宅耐震対策事業に1230万、中央通り歩行者優先道路化事業に800万、河川や道路の改修・維持、駅周辺第二土地改良事業などに12億8300万などです。

 また、問題となっていた消防七二会・飯綱・鬼無里分署の人員削減について、H23年度までの3年間、棚上げにする考えを明らかにしました。県の消防広域化の調査研究の中で組織体制や署所基準等が統一されることから、これを見据えながら現消防体制を兼務制も含めて検討するとしています。撤回ではないことが課題です。

さらに戸隠スキー場やキャンプ場など戸隠観光施設の指定管理者導入では、公募せずに市の開発公社を選定する考えも明らかにされました。

9月議会は、合併、財政の健全化、景気対策、都市内分権・住民自治協の活性化、公民館への指定管理者導入、市庁舎の建て替えや学校の耐震化事業、指定管理者の更新、消防広域化、消防と絡んだ人員適正化計画、受益者負担の見直し、持続可能なバス公共交通システムの構築などが論点になりそうです。一問一答方式での質問を予定しています。ご意見、ご要望をお寄せください。

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2008年8月25日(月)
9月議会に向け、連合推薦議員の懇談会

 連合長野・長野地域協議会と同会が推薦する市議会議員とで懇談会をつくっており、定例議会前毎に会議を開いています。議員側は5人、親友会の小林義直氏、政信会の松木茂盛氏・望月義寿氏、市民ネットから池田清氏、そして私が参加しています。連合推薦議員とはいえ、所属会派がバラバラってところが、連合らしいというか、まぁ課題となっています。

 今日の会議では、連合側から原油・食料など生活品の物価高騰に対する緊急対策、「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)まちづくり宣言」の採択、協同労働の協同組合法の法制化などについて要望を受け意見交換しました。

 物価高騰に対する緊急対策では、景気対策と合わせ所得税減税や生活困窮世帯に対する補助金制度の創設、物価上昇にスライドする生活保護基準の見直しなどを求め、国に意見書として提出していく内容と、福祉灯油制度の拡充、市の公共事業等において地元の中小零細事業者への優先的発注の実現など長野市長に要望していく課題を整理して取り組むことにしました。

 「ワーク・ライフ・バランスまちづくり宣言」は、昨年12月に政府が経済・労働界トップとともに策定・合意した「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」を受け、地方自治体から宣言化し、仕事と生活の調和により、「国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会」を築こうとするもの。仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)とは、「老若男女誰もが、仕事、家庭生活、地域生活、個人の自己啓発など、様々な活動について、自ら希望するバランスで展開できる状態」と定義されています。サービス残業や長時間労働の問題、正規と非正規の働き方の2極化、子育てを支える社会基盤の問題、格差の拡大と「安心して働き続けられる社会」の実現は不可欠です。

こうした「まちづくり宣言」に基本的に賛同するものですが、連合が請願し議会で議決して終わりではなく、市内の経済団体、労働団体、男女共同参画にかかわる団体等の総意をしっかりボトムアップで形成しながら、「宣言」にしていくことが大事です。宣言を生きた宣言にしていくために、下からの運動をつくっていくよう連合側に求めました。

「協同労働の協同組合法」の法制化を求める意見書は、県議会では全会一致で採択されていますが、イマイチ具体が分からず、もっと勉強してからの取り組みに棚上げしました。

私が所属する市民ネットとしては、労働組合の皆さんとの連携という意味で議会対応・議会対策を進める協議体として、連合との懇談会の他に長野地区労組会議の皆さんとの「市政協議会」を持っています。市民ネットの二人と長野地区労組会議・市職労・市水労・社会事業協会労組などで構成しているもので、9月1日に予定しています。

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2008年8月23日(土)
白馬のジャンプ台

 東京にいる娘たちが帰省し、家族が全員揃った22日から一泊二日で白馬に行ってきました。今、白馬というと大雪渓での事故に直結して暗い気持ちになってしまいますが、決めたのは7月の終わりです。避暑地へと思い白馬村にしたのですが、天気予報では長野市も十分涼しかったようです。
 長野五輪10年にして初めて白馬のジャンプ台に上りました。22日は東京の大学や県内の高校の合宿で、ノーマルヒル・ジャンプの練習を見ることができました。まじかで見るジャンプはなかなかの圧巻、娘たちはジャンパーたちに大騒ぎです。写真上はノーマルヒルジャンプ台を上から見ているところ。真中はジャンプしているところ、空中を飛んでいるのがジャンパーです。スキーをV字に開いている様子、わかりませんかね…。北京五輪にちなんでの(?)白馬ジャンプ台です。
 本当は栂池高原に足を延ばす予定だっのですが、雲行きが怪しいのでパス。ジャンプ台となったわけです。
 白馬山麓自然園は、素朴な植物園で素敵でした。下の写真はレンゲショウマ。林の中に咲いていました。初秋の代表的な花です。盆明けの白馬は、既に初秋の風が…。
 温泉の露天風呂につかり、ゆったりとした時間を過ごすことができました。
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2008年8月21日(木)
酒気帯び運転・議員辞職で全員協議会。議長が辞職許可巡り公式に謝罪

 21日、酒気帯び運転で接触事故を起こし議員を辞職した伝田長男元市議の件で、市議会全員協議会が開かれ、議長から事件当日から辞職を許可したまでの経過を改めて説明が行われました。8月4日に元市議から「顛末書」が郵送されてきたことを受け、12日の議会運営委員会で全員協議会の開催を決めたことによります。事実関係で新たに明らかになったことはほとんどありません。当事者本人が6月23日議会開会中に酒気帯びで事故を起こしていたにもかかわらず、閉会日の26日に至っても事実を公表しなかった点について、「議会運営に支障をきたしてはいけない」との「判断」があったというくらいだろうか。「議員の資質」が問われた事態で、「議会運営への支障」すなわち「議会への責任」を持ち出すとは、本末転倒な話だと思いながら報告を聞きました。
 あえて特筆するとすれば、議員への報告が後手に回ったことと、各会派の意見を聞かずに辞職を許可したことについて議長が公式に謝罪したことと、元議員が所属していた親友会の会長が全員協議会の場で初めて陳謝したことでしょう。
 今回の問題は、基本的に「常識」の問題であり、議員たるものの倫理観が根底から問われた事件です。私たち一人一人が襟を正すことは言うまでもありません。同時に、議会運営の面から、事件発覚後の当初から市議会全体の問題として受け止めと位置づけることが希薄であったこと、合わせて議長の一存で議員辞職を許可したことも問われました。全員協議会が2カ月近くたってから開かれるという事態にも共通の問題があるといえるでしょう。
今後の対応として、まずは長野市議会議員政治倫理条例の制定を
 議会運営委員会では、議会開会中の懇親会の自粛と議員の倫理規定を含む議会基本条例の制定する方針を決めています。議会基本条例は、自治に基づく議会運営の基本原則を定めるもので、2006年の北海道栗山町議会での条例制定が最初で、他に三重県議会、三重県伊賀市議会などで制定されています。議会の公正性・透明性を確保することにより、市民に開かれた議会、市民参加を推進する議会を目指し、議会としてのあるべき姿、議員のあるべき姿を定め、議会の最高規範に位置付けられているものです。議員の倫理規定を含んでいますが、議員の政治倫理条例が別建てで制定されているのが一般的です。
 政治倫理条例を持たない長野市議会としては、今回の事態を教訓とし、単体の政治倫理条例をまず制定し、その上で議会と議員の役割を定める議会基本条例の制定に進むべきであると考えます。議会基本条例がなんたるかをしっかりと押さえた対応が必要です。拙速に「あれも、これも」を盛り込んだ条例では、本来の目的を薄めてしまいかねないことが懸念されます。「市民ネット」としては、長野市議会議員政治倫理条例をまず制定すること、その上で(あるいは並行して)議会基本条例の制定を提案し実現するために力を尽くしたいと考えます。

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2008年8月15日(金)…その2
仮装盆踊り

 夜には安茂里小市の盆踊りに参加。小市公民館や育成会の皆さんが準備したもので、14日・15日の2日間連続の開催。昨日はあいにくの土砂降り、安茂里体育館の中での盆踊りに。今日は稲妻が光っていたものの、体育館西側のグランドで踊りを楽しむことができました。今日のメインは子ども達の仮装盆踊り、それぞれ趣向を凝らして、安茂里甚句や炭坑節、東京音頭を楽しみました。
 善光寺では「お盆縁日」が賑やかに行われた様ですが、地域の縁でつながる盆踊りは地域の味があります。小市民謡クラブの皆さんに教えてもらいながら、僕も踊りましたが、どうも「ロボット踊り」でギクシャクした踊りに。粋にいきたいのですが、体がついていかないってところです。もっぱらビールを飲みながら楽しいひと時を過ごしました。写真の「ナース姿」の子が優勝に輝きました。
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2008年8月15日(金)…その1
敗戦記念日、平和の鐘

 太平洋戦争が終結して63年目。午前中、私の地元・小市にある「称名寺」で、「非戦・平和の鐘」を撞いてきました。浄土真宗本願寺派の市内にある7寺で取り組んでいるもので、今年は確か4年目になります。役員を務めている西河原のKさんが「親父が長野機関区にいて長野空襲で死んだ。機関区まで遺体を取りに行ったことを鮮明に覚えている。小学校1年の時だ。戦争体験を風化させちゃいけない。この平和の鐘の取り組みをもっと広げたいね」と語ってくれました。
 世界では、今なお紛争が絶えません。今、こうしている時にも、命を奪われている人たちがいます。報復が報復を呼び、恐怖のもとに日々を送らなければならない多くの人がいます。憎しみの連鎖と殺りくに終止符を打たなければなりません。平和の尊さを心に刻み、過ちを二度と繰り返さないために…との想いを深くしつつ、鐘を撞きました。響き渡る鐘の音が心に滲みます。
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2008年8月13日(水)
ゴーヤになったズッキーニ

 今日からお盆、お世話になった故人の皆さんの「新盆」で線香をあげにまわりました。新盆参りのお宅が毎年増えていくことが気かがりです。ご冥福を祈ります。
 こんな日に不謹慎ですが、笑い話を一つ。6月、八ヶ岳のふもとにあるバラ農場に行った折に、農産物売り場で「ズッキーニ」の苗を買い求め、実りの収穫を待ちわびつつ、発泡スチロール畑で、せっせと水をあげていたのですが、大きくなるにつけツルがどんどん上方に伸び始め、黄色い花が。カミさん曰く「ツルの伸び方も葉っぱもズッキーニと違うよね」。そうこうするうちに遂に実が…、なんとゴーヤの赤ちゃんでした。
 しかも、この赤ちゃんがなかなか育ってくれないのです。黄色くなり始め、カミさん待ち切れず、昨日収穫へ。10センチと5センチのゴーヤが二つ。苦いのかな?といぶかりながら、ゴーヤチャンプル食卓にのぼる日を待っている僕がいます。
 ズッキーニならぬゴーヤの成長日記と合わせて。ゴーヤの正しい育て方、ご教授を。

   7月4日発泡スチロール畑   7月30日実ができた!    8月2日3センチくらいに
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2008年8月11日(月)
自治体政策フォーラム、小児科医でもある阿部知子衆議を講師に


 10日から一泊二日で、北安曇郡松川村のすずむし荘で開いた「社民党・自治体議員団・政策フォーラム」に参加しました。今回のメインテーマは農業政策と後期高齢者医療制度。一般参加を含め70人の皆さんが集まりました。農業政策では、県の農業政策課企画官、農業技術課長補佐を講師に「長野県・食と農業農村振興計画」と「米政策改革推進対策」を勉強。県の取り組みの現状が主な内容となりましたが、県の支援を活用した市町村としての取り組みに生かせる内容でした。とはいえ、農業政策は正直、不得手な分野で、復習が必要です。また、自由討論では自治体における非正規雇用の実態と課題、指定管理者制度の更新に向けた対策と課題について意見交換しました。
 最大の成果は、阿部知子衆議院議員(社民党政審会長・小児科医)を講師とした「後期高齢者医療制度の問題点」の勉強です【写真、黄色い服が阿部議員】。医者でもある阿部さんの医療現場を踏まえた話は、入門編に近い内容(語弊があるかな?大変わかりやすいという意味で)でしたが、「やっぱり一旦は廃止し、3月までの老人保健制度に戻し、その上で1歳から100歳までの医療体系を国民的な議論を通して作り直すことだ」と確信しました。
 6月12日の政府・与党決定の特別対策では、低所得者層を対象に保険料の軽減割合の拡大、年金天引きから口座振替で納付する対象範囲の拡大など見直されましたが、75歳以上を別保険に切り分け、後期高齢者として別の医療体系とする基本的な枠組みは何一つ変わっていません。選挙目当ての小手先の見直しですよね。
 医療費が一番かかる75歳以上の高齢者と65歳から74歳で一定の障害のある人たちを別枠にして、ほかの健康保険と切り離した「後期高齢者医療制度」の最大の狙いは、医療費の適正化、すなわち医療費の抑制にあります。日本の医療費は33兆円、75歳以上の高齢者の医療費は3分の1の11兆円。このうち、1割または3割の本人負担分が1兆円。差し引き10兆円の医療費の負担を公費で約50%、現役世代の支援金で約40%、残りの約10%を後期高齢者が保険料として負担します。保険料は医療費に応じる仕組みで、保険料を値上げしたくなければ医療費を減らす。それが無理ならば医療の質を下げることになります。保険料そのものも高齢化に伴って2年ごとに上がり続けることに。厚生労働省の担当責任者は「医療費が際限なく上がっていく痛みを後期高齢者が自ら感じ取っていただくことにした」と発言しているのです。
 この制度の新設にあたり厚労省は「後期高齢者にふさわしい医療」として「心身の特性」を3点あげました(社会保障審議会・後期高齢者医療に巣関する特別部会)。
 一つは、老化に伴う生理的機能の低下により、治療の長期化、複数疾患への罹患(特に慢性疾患)が見られる。
 二つは、多くの高齢者に症状の軽重は別として認知症の問題が見られる。
 三つは、後期高齢者はこの制度の中で、いずれ避けることのできない死を迎える。
 だから、後期高齢者医療制度なのだと…。この制度はまさに死んでもらうための制度なのです。保険料は年金天引きでしっかりと確保したうえで、死んでもらうための制度だから、かかりつけ医を決めてあまり病院に行かないで!、医療費をかけないで!という制度なのです。阿部さんは「うば捨て山、棄民政策」と明快に批判します。
 これからの医療制度の在り方に関して阿部さんが「まずは自分たちが加入している健康保険(国保や組合健保、共済健保)で、いくら保険料を支払い、負担しているのか、当事者意識、権利意識を持つことが大事。ここが広がらないと日本の医療制度を変えることはできない」との指摘が印象に残りました。
 長野市議会では、後期高齢者医療制度の見直しや廃止を求める請願が、ことごとく賛成少数で否決されています。4月にこの制度が始まって以来、私自身もたくさんの怒りの声を聞いています。先日も鉄道退職者の皆さんが副市長に行った「制度の廃止を求める要望」に同席しました。後期高齢者医療制度の問題点、長野市議会の対応などについて、まとめたいと思いながら、月日が流れてしまってます…。敗戦の日・8月15日には三回目の年金天引きを迎えます。阿部さんの話を踏まえながら、改めて問題点を整理したいと思います。
 すずむし荘は村直営の施設。久々の温泉でゆったりと過ごすことができました。

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2008年8月9日(土)
北京五輪開幕、光と影

 東京、ソウルに続きアジアで3回目となるスポーツの祭典、北京五輪がいよいよ開幕しました。
4時間にわたる開会式は、中国4000年の歴史を踏まえ、光り輝き壮大であったものの、ちょっと長すぎませんでしたか。8日は午後6時から安茂里地区の「元気なまちづくり市民会議」があり(この報告は後日)、家に帰って9時からのライブを観ましたが、冗長さのためか、いつの間にか居眠り状態に、聖火リレーの点火式は見落としてしまいました。欠伸をしている日本選手も映されていましたが、競技に備える各国の選手の体調は大丈夫なの?と心配してしまいます。威信をかけた国家的イベントの前に「スポーツ精神」が霞んでしまったような印象を持ったのは私だけですかね。
とにかく「がんばれ!ニッポン」…日本選手を応援したいと思います。
 とはいえ、華やかな光があれば影があるもの。地対空ミサイルを配備し軍隊に守られた「五輪」は象徴的です。北京市内では、100万人に上る出稼ぎ労働者が故郷への一時帰省を強制されたと伝えられています。中国は北京五輪と2年後の上海万博を国際的な地位向上を図る場として、国力のすべてを注ぎ込んできたといえます。しかし、急成長の陰でたまったひずみが一気に噴き出した感があります。とりわけチベット暴動と聖火リレーの混乱には人権問題に懸念を抱かせまま…、昆明で起きたバス連続爆破事件の衝撃も冷めない中、新疆ウィグル自治区では襲撃事件が勃発、人権から発生する治安悪化が、極めて暗い影を落としています。腐敗や貧富格差が深く根を張っている中国社会に不満が広くくすぶっている現れに他なりません。さらに環境をはじめ食の安全も問われています。
 アスリート達の純粋さに深く感動したい「祭典」なのですが、まばゆい光ばかりに目を奪われず、冷静な視点をもって、この「祭典」を見つめたいと思います。
 ところで、北京五輪組織委員会によれば運営予算は2000億円以上、インフラ整備を合わせると4兆円を超えるといいます。肥大化に拍車をかけた北京五輪という面も見逃せません。さらには北京五輪では午前中の決勝戦が多いんだそうです。放映権をめぐり、ゴールデンタイムに決勝戦をライブ中継したいアメリカの強い意向を受けてのことで、放映権収入がIOCの財政を支えているからです。スポーツにおける身体作りからいえば、午前中に体をならし、午後、本番に挑むというのが望ましいはず。「商業化した五輪」の弊害が叫ばれて久しいが、またまたスポーツ精神が霞んでしまいます。

 なーんてなことを考えながら観た北京五輪開会式でした。

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2008年8月7日(木)
JR長野総合車両センター



 県交通運輸労組連絡協議会(JRや私鉄、運輸等の労働組合でつくる協議会)で、西和田にあるJR東日本長野支社の長野総合車両センターを見学した。私たちが日ごろ利用している通勤電車から特急列車、気動車、客車など、約700両の車両の検査を行っている施設である。車でいえば、車検を行う施設だ。北は新潟、直江津、西は松本・塩尻、辰野、南は東京、千葉までの広い地域を営業エリヤとし、JR車両の安全を支える施設だ。長野総合車両センターの歴史は明治23年の長野工場の発祥に遡る。広さは何と東京ドーム5個分に相当する。広大さに驚きだ。ここでは、車両の安全点検とともに、車両の開発・改造も行い、さらにはブレーキディスク座やブレーキディスクなどの製造を行っている。熟練による高度な製造技術から生まれるブレーキ製品は、全国からも注目されているそうだ。小海線で世界で初めて運転されているキハE200計ハイブリッド車両・3両も、ここで生まれ検査されている。
総務科の上崎さんと製造技術科の鶴田さんに案内いただいた。「課」ではなく「科」であることに注目、技術施設であることを象徴している。見学コースができていて、社会見学の対象になっている。圧巻は、鋳物溶解炉でブレーキディスクを鋳造する工程だ。1500度に溶解した鉄を鋳型に流し込む「出湯」の場面を見学できた。火花が飛び散り、周りにいても熱さが伝わる。この現場で働く労働者は大変だ。施設内では青いラインのある京浜東北線の車両が目につく。また、ここではドアなども製造されているが、トイレの引き戸は中味は段ボールで軽量化を図っているとのこと。これも新鮮な驚き。
 残念だったのは、施設内での写真撮影が禁止されていることだ。解禁は展示場だけ。鋳造過程における配合基準など企業秘密があるためだそうだが、厳しい労働現場や車両検査の現場を写真に収めたかった。10月に施設を公開する鉄道フェスタでは写真は解禁だそうだから、一般見学でも「開かれたJR」を求めたい。
 写真は展示場での説明風景と、ここはいいだろうと思って撮った検査場の様子(実は撮ってからご遠慮をと指摘されたもの)。この写真を載せると「JR出入り禁止」になるかも…。
 今回の見学は、H26年度の長野新幹線の金沢延伸に伴うJR長野以北の並行在来線の在り方が、これから山場を迎えることを見据え、一度は見ておこうと計画したもの。このほど発表された長野~妙高間の収支予測は大変厳しいものがある。地域公共交通の「幹」の部分にあたるだけに、地元負担で持続的に維持することは不可能だ。「並行在来線はJRから経営分離する」とした1990年の政府与党申し合わせの基本スキームの見直しが欠かせない。
 見学の後、長電ビアガーデンで暑気払い。冷たいビールが最高でした。何と、ここで川中島バスの社長や長電バスの社長と偶然一緒に。バス交通の将来で盛り上がりました??。

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2008年8月6日(水)
被爆63年ヒロシマ 原爆の記憶


 今日はヒロシマの日。朝8時から県労働会館で開かれた長野県原水禁の大会に参加。原爆が投下された8時15分、広島市の平和祈念式典にあわせ「黙とう」を捧げました。
 秋葉忠利・広島市長の平和宣言…「平均年齢75歳を超えた被爆者の脳裡(のうり)に、63年前がそのまま蘇(よみがえ)る8月6日が巡って来ました。『水を下さい』『助けて下さい』『お母 ちゃん』―被爆者が永遠に忘れることのできない地獄に消えた声、顔、姿を私たちも胸に刻み、『こんな思いを他の誰にもさせない』ための決意を新 たにする日」 「核兵器は廃絶されることだけに意味がある」としたメッセージ、そして、広島の子供たちの「何も知らなくて平和は語れない。ヒロシマで起きた事実に学び、伝えていく」との平和の誓いが印象に残ります。
 大会では、長野県原爆被害者の会副会長の村岡与一さんが被爆体験を語りました。兵隊として海軍特攻隊の突撃用の船をつくる仕事に従事、広島で被爆した村岡さんは91歳、次々に仲間が他界していく中で、「事実を事実として伝えたい。二度と繰り返さないために」と訴えます。
 被爆者に対しては、国が原爆症と認定すれば被爆者援護法に基づき医療手当などが支給されてきました。しかし、被爆者手帳を持つ約25万人のうち原爆症と認定されたのは、ほんのわずか。国の認定基準が、遠距離被爆や残留放射線を過小評価してきたためです。基準の見直しは待ったなしです。
 戦争が終わって63年が経過した現在も原爆症で被爆者たちを苦しめる原爆を許すことはできません。高齢化が進む被爆者の中には、若い世代に伝えていこう と、沈黙を破って語り部となる人が増えています。「こんな悲惨な体験は自分だけで終わりにしたい」との痛切な思いからです。村岡さんもその一人です。被爆者の核廃絶への願いを受け継ぎ、粘り 強く世界に訴え続けていくのは、唯一の戦争被爆国である日本の責任であり、私たちの責任です。
 原爆の記憶を風化させてはならない。
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2008年8月4日(月)
今日の議会・会派レクチャー…長野市で有事訓練/学校耐震化計画、3年前倒しへ

 理事者側が議会側に協議・報告する事項がある場合、不定期で開いている会派レク(会派に対するレクチャー)が今日ありました。市民ネットは政信会や公明党、無所属議員と合同で開いています。議会に諮る議案の事前説明なども、この会合で行われます。
 今日の議題は盛り沢山で、①市役所第一庁舎及び長野市民会館の在り方懇話会での検討状況、②国民保護にかかる国・県との共同訓練の実施、③投票区・投票所の統廃合、④信州新町・中条村との合併合同研究会での調整事項、⑤H19年度一般会計決算、⑥滝澤建設㈱破産に伴う貸付特約土地売買契約の解除手続き、⑦長野地区農業共済事務組合の再編、⑧公立小中学校施設の耐震診断結果の公表、⑨市立中学校教諭による不祥事など9件。
 市役所第一庁舎と市民会館の建て替え問題は7月30日に書いたので省略、決算状況については明日5日に政信会と合同勉強会を開きますので、その結果を受けて報告します。
今日は、国民保護法による有事訓練と学校施設の耐震化計画の見直しの二つについて報告しときます。
■11月26日に長野駅やビッグハットでテロを想定した有事実動訓練
 今年1月18日には国と県の共同で図上訓練が行われ、新年度に実動訓練を行うとしていたものの具体化で、6月11日に内閣府から市に要請があり、開催自治体として受諾することになったものです。
武力攻撃事態法や国民保護法という有事に対応する法律に基づき、国と県が共同して行う訓練で、長野市が舞台に。ビッグハットでのサリン散布、JR長野駅ではサリンを保持した立てこもりを想定した訓練で、市民の救護・避難、立てこもり犯の鎮圧、避難所の開設などを訓練目的としています。また市職員が事態に的確に対応できるよう図上訓練も合わせて計画されています。市民参加を含め1000人規模を想定し、訓練としては最大級になるのが「売り」のようです。全国では4回目の実動訓練です。当日は、長野駅やビッグハット周辺では迷彩服や防護服を着た自衛官達がやたら闊歩することになるのでしょう。
 私はかねてから、テロや武力攻撃事態を想定する「有事」が訓練の名のもとに「平時化」していくことに強い危惧を表明してきました。有事=戦時を想定する中で、訓練への住民総動員をはじめ、強制などに及ぶ人権侵害が憂慮されるからです。戦争やテロが当たり前の社会にしてはなりません。戦争やテロを未然に防ぐことが大切なのです。武力ではなく人道・民生支援でテロや紛争の原因である飢餓や貧困をなくし平和を構築することが最優先されるべきです。
 市では今後、住民への周知をはじめ関係地区の区長会に説明するとしています。有事訓練は自然災害に対する防災訓練とは全く異質の訓練です。「国民を保護する、国民を守る」ための訓練とされていますが、守るのは「国=国家体制」であり「国民」ではないことにしっかりと目を向けたいと思います。きな臭い世の中にしちゃいけないです。
■学校の耐震化、3年前倒しでH31年度完了へ。耐震診断結果は8日に公表。
 震度6強で倒壊の危険性のある学校施設39棟(体育館4棟・校舎35棟…2次診断の結果1棟増える)について、国の特例補助(補助率のかさ上げ)を活用し、補強工事はH22年度までに完了、改築の場合はH24年度までに計画的に着手するよう耐震化計画を見直し、これにより34年度(14年先)の完了計画を3年前倒ししH31年とすることになりました。関連で6月議会報告のページはこちら。
 また、新しい法律で定められた「学校施設の耐震診断結果の公表」は8月8日の市長記者会見になるそうです。公表の際には、個々の施設の耐震化計画(補強か改築か)もセットで行うべきと求めてきましたが、8日段階では、そこまでいかないようです。
 2次診断をすべて終えないと計画を確定できない事情があるようですが、災害時避難施設となる体育館の対策を最優先に、39棟の耐震化を早急に完了させなければなりません。同時に、ハード面の対策が短期間では完了できない現実を踏まえれば、避難や誘導、被災時の救援・救護などソフト面での対策が急務となっています。

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2008年7月30日(水)
市役所第一庁舎と市民会館の建て替え
■29日に「第3回懇話会」
 昨日のことになりますが、29日に「長野市役所第一庁舎及び長野市民会館の在り方懇話会」の第3回会議が開かれ、傍聴しました。懇話会は、震度5強以上の地震で倒壊の恐れのある市役所第一庁舎と、これより4年古く建造された市民会館の建て替えの是非等について検討するため設置されているものです。3回目の意見集約として、信濃毎日新聞や長野市民新聞で報道されている通り、第一庁舎については建て替えで一致、同じく老朽化している市民会館は、「教育文化施設として必要」との認識で一致したものの、建て替えの時期については財政状況を見ながら判断すべきとの意見が大勢を占めました。次回は8月21日で「建設地等」について検討することになっています。
■最大の問題は「機能・役割」
 私は、両施設の建て替えは必要であると考えています。建て替えの時期は第一庁舎を優先し、市民会館は財政状況を考慮する必要があるでしょう。その上で、大事なことは「どんな機能・役割を持った施設とするのか」です。市側は庁内での検討結果として、第一庁舎について、「本庁機能の分散・移転に努める中で、現在の庁舎より縮小する」「新庁舎内に総合窓口(ワンストップサービス)の設置を検討する」としている点、市民会館では「750人から1500人程度の収容可能な施設で、ホール機能は現施設と同程度とする」とし、懇話会に意見を求めています。
 第一庁舎に関して言えば、「機能の分散・移転」はどこまで可能なのか。合併等で旧町村庁舎をどのように活用するのか。都市内分権との関連で、今は棚上げとなっている「支所を束ねる総合支所構想」の具体化を前提とするものなのか。住民自治協議会の活動の本格化を見据え、どのような本庁体制をつくるのか。第一・第二庁舎体制のもとで、今ですら「手狭」とされている現状がどのように改善されるのか。ワンストップサービスが提供できる施設構造は不可欠なのだが、新庁舎体制で100%のワンストップサービスとなるのか。等々が課題です。
 市民会館については、第3回懇話会でも「多目的ホールにすべき」との意見と「音楽専用ホールにすべき」との意見が出ているように、どんな機能・役割を持たせるのかが課題です。さらに市側は「750人から1500人収容」の中規模施設としていますが、これでも2倍の開きがあるし、どの程度の規模にすべきかもまだまだ検討を深める必要があると思います。これは建設場所とも深くしますが。
 さらに、財源の問題、建設手法の問題と課題があるわけですが、「機能・役割」について、懇話会において十分に検討が深まることを強く期待すると同時に、議員サイドからも積極的にかかわっていく必要があります。
 また、教育委員会では文化芸術施設のあり様と連動する「長野市芸術文化振興方針」の策定会議を設置し検討しているのですが、市民会館の建て替え問題と連動していないことも問題です。市長部局と教育委員会の縦割り行政の弊害が表れています。キチンとした検討がされるよう軌道修正が必要です。
■報道されなかった大事なこと!…「市民の意見は?」
 座長を務める青木輝政氏が「17人の委員で結論を出してよいのか。市民アンケートを実施し市民の意見を集約すべきではないか」と投げかけたことです。これに対し市側は「あくまでも有識者の皆さんの参考意見を求めているのが、この懇話会。両論併記でも構わない」と答弁、これに対しては「行政は参考にして言うが、意見はどのように反映されるのか」と突っ込まれる場面も…。
 第一庁舎と市民会館の建て替えの問題は、安全性と必要性に関わる是非と同時に、税金をいつまでにどれだけ投入するのかという重要な問題を検討することになりますから、市民不在であっていいわけがありません。特に市民会館の必要性に関しては、議論が残る課題だけに、市民参加と市民合意は考えられるべきです。市長が諮問し答申を求める「審議会」と異なり、意見を求めるだけの「懇話会」だから、委員の皆さんの意見だけでOK!とはならないでしょう。議員・議会にも突きつけられる課題です。
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2008年7月27日(日)
深刻なモラル・ハザード

■酒気帯びでの議員辞職、教員のわいせつ事件、試験合否確認への関与
 秋葉原事件や八王子事件のように多発する無差別殺人、厚生労働省や国土交通省の官僚の汚職、大分県教育委員会での教員採用をめぐる汚職問題、さらに足元では、酒気帯び運転での長野市議の辞職、中学校教員のわいせつ行為事件…自己中心的な社会病理ともいうべき深刻な状況で、「倫理崩壊」とされるモラル・ハザードを実感させます。
 さらに明らかになった採用試験の合否確認への議員の関与、長野県内の場合は合否判定への関与に至るケースはなかったとのことですが、議員の「特権意識」なるものが問われる事態です。行政と議員のなれ合いを特権と意識してしまう倫理観が問題でしょう。私自身、自律的な緊張感をもって反面教師にしなければなりません。
 モラル・ハザードという言葉は、本来は保険用語で,保険をかけてあるからと故意や不注意で事故を起こしてしまう危険性のことを意味していたそうですが、経済全般での倫理の欠如による行為に広がり、さらに経済以外の領域にも拡大して、今では、倫理観や道徳的節度がなくなり、社会的な責任を果たさないことという意味で使われています。社会性が希薄になっている現代の深刻な病理そのものです。このことに対応して「法令順守(コンプライアンス)」が叫ばれるようになっているのです。

■市施設で指定管理者が法令違反

市の温泉施設「鬼無里の湯」の指定管理者(施設の管理運営を担う民間企業)が道路交通法に定める法令違反(免許を持たずに中型送迎車を運転)を起こしたことを受けて、7月18日に経済文教委員会と産業振興対策特別委員会の連合審査会が開かれました。29日に2回目を予定。利用者の安全にかかわる重大な法令違反…市は営業停止等の処分を行いましたが(7月18日に解除)、再発防止は言うまでもありませんが、企業のモラル・ハザードが身近で浸食していることを示しています。
■自らを厳しく律して

 私自身、自らを厳しく律し襟を正し、信頼を自分のものにしていくことを痛感しています。そのうえで、暮らしの安全・安心を守るために法令順守を厳しくチェックしていきたいと考えます。
 因みに長野市議会での常任委員会と特別委員会の正式な「連合審査会」は初めてとのこと、指定管理者であるアクティオ株式会社の代表取締役社長をはじめ関係者を「参考人」という形で事情を聴取しました。不祥事で「初めて」というのは困ったことですが、政策課題が部局を横断し総合的な課題となる場合が多い中、連合審査会の活用は、もっと検討すべきことです。
 明後日29日には、2回目の連合審査会です。この問題はまとめて報告します。
★追伸…29日の連合審査会は8月の間違いでした。市役所に行ってからわかりました。文書をよく見ない、うっかり者で笑っちゃいます。失礼しました。(29日追記)

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2008年7月26日(土)
松本でも公共交通を考える市民の集い

 7月13日に長野市内で開いた「公共交通を考える市民の集い」は、すでにメインページで速報として報告しましたが(詳しくはこちらへ)、26日には松本市で同様の集いが催され、私も参加してきました。
 「乗って残そう生活路線バス・電車、考えよう人と環境にやさしいまちづくり」をテーマに、日本経済新聞社産業地域研究所主任研究員の市川嘉一さんが「交通まちづくりの時代」と題して基調講演。パネルディスカッションでは、松本市政策課の牧垣寿志課長、松本電鉄の佐藤裕一取締役、松本市ノーマイカーデー推進市民会議のワークショップ委員長を務める黒沼凱夫・松本歯科大学教授、若林茂・私鉄県連書記長、中野和朗・松本大学前学長らをパネラーに活発な意見交換が行われました。
 事業再建を進めるアルピコグループの本家である松本電鉄のおひざ元での集いは、長野と同様、実行委員会方式ですが、内容はかなり異なりました。4月段階での不採算路線の見直し案の提示にはじまり、既に減便や経路変更、運賃値上げなど7月16日には一部実施されてしまっているという事情や、行政としての地域性を踏まえた交通政策ビジョンが不鮮明なこと、交通事業者と行政との連携の歴史というか、スタンスの違いから生じるものなのでは、と思います。
 とはいえ、400人の参加者は、長野と同様、市民の関心の高さを示すものです。松本市が昨年9月に実施した「カーフリーデー(車の休日)」は、私も長野市議会で取り組みの具体化を提案してきましたが、ノーマイーデー運動では長野市に先んじています。脱マイカーをいかに具体化するのか、便利で乗る気になる公共交通網をいかにつくるか、財源は誰がどこまで負担するのかは、長野・松本共通の課題となっています。
 その意味で、交通まちづくりを焦点とした市川嘉一さんの講演は、期待していたのですが、時間の制約もあり、ちょっと総論ベースで消化不良気味でした。しかし、「今後のまちづくりにおける公共交通の役割は直接的な採算制で評価すべきではなく、地域全体の存在価値(賑わい創出)で評価すべき」「公共交通は公共財であり公共の関与を市民参画のもとにより強めなければならない」「面交通の復権」「事業主体(公共の関与)と運営主体の分離=上下分離」「総合的から統合的な交通政策へ」との指摘は、学ぶものがありました。
 また、中野さんの「マイカーをやめて浮いた分のお金で使いやすい公共交通システムを」との意見は、脱マイカーへの強制的な政策誘導と財源措置という点で、興味深い意見です。長野での茅野實実行委員長が指摘した「マイカー新税」とも共通しています。
 さらに、都市計画・土地利用の観点から、2001年の道路構造令の大幅改正を受けての道路づくり、歩行者や自転車を優先する住み分けの仕組みの活用も大事な視点だと痛感しました。
 ディスカッションでは、松本電鉄に対し、減便への不満の声や、公共交通の再生・活性化へのスタンスについて厳しい意見が出されていました。最後に佐藤取締役の発言を聞きたかったのですか、コーディネーターからパスされてしまいました。これは残念でした。
 余計なことかもしれませんが、松本市は公共交通への行政の関与がまだまだ希薄だなぁと感じました。事業者任せにしてきた「つけ」は大きいものがあります。逆にいえば事業者側にも、行政・市民との連携に消極的であった責任が問われます。多かれ少なかれ、長野市行政にも問われることです。問題は、長野地区における公共交通の再生!!です。

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2008年5月23日(金)
安茂里地区の現地調査
 23日は安茂里地区の現地調査でした。1日かがりで平柴・平柴台・杏花台・差出北・差出中・差出南・伊勢宮・犀北・犀北第二の9地区で実施しました。市建設部の道路課・維持課・河川課の職員と区役員の皆さんと合同で毎年恒例で行っているもので、道路や用水の改良、交通安全のためのカーブミラー設置を検討します。
 写真は、上から沢の敷石が流失して改修が必要な金山沢(差出)、土砂崩壊が心配される市道法面の改修(平柴)、歩道整備の促進(犀北団地)など。調査の一部でしかありませんが…。
 今年度中に実現する箇所もあれば、段階的に実施していかざるを得ないものもあります。安茂里地区は、杏花台団地をはじめ、造成されてから30年~40年という団地が多くなり、狭隘な道路や側溝の改修の要望が多くなっています。地域住民の要望が早くに実現できるよう、取り組みをさらに強めたいと思います。
 30日には、残りの9区で実施されます。晴れるといいです。

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2008年5月5日(月)
B’zコンサート


 今年の5月の連休は、娘たちが帰省しました。目的は5月4日・5日とビッグハットで催されたB’zのコンサート。5日のチケットが取れたとのこと。去年は松本の文化会館でのホールコンサートにも出かけたようで、長女などは10年来の大ファン、「B’z命」といったところです。
 そんな娘たちから、なんと「こどもの日」に子どもから両親の分のチケットをプレゼントされ、家族で一緒に出かける羽目?になりました。
 コンサートは、子どもが小学生の頃に行ったMウェープでのスマップ以来…、しかもB’zはロックコンサートです。気後れする私に、「B’zファンは年齢層が高いから大丈夫だよ」とは娘の弁。確かに結成20年ですから、30代・40代のファンが多く、子ずれのお母さんの姿も目立ちました。
 B’zのコンサートは結成以来、「ジム」の言葉が使われ、体を動かし燃焼することがテーマになっているようです。新しいアルバム「アクション」のメイン曲「純情アクション」で、いよいよ始まったコンサート、もう総立ちです。さすがロックコンサート。かみさんに促されながら、私も総立ちに…。慣れないロックの手拍子と腕ふり(どう表現していいものか?)に、気後れしつつも体をまかせながら、楽しくすがすがしい時間を過ごしました。
 一つ発見しました。僕らの世代は音楽を聴くとき体を左右・横にスイングするのですが(僕だけでないと思うのだが)、今の世代は膝を使って上下・縦に体を動かすんですね。ロックだからかもしれないけれど新鮮な発見でした。
 「こどもの日」に子どもに感謝した一日でした。ありがとね。
 写真は、当日用に会場で配られた「B’zニュース」とコンサートグッズのキーホルダーです。「アクション」の「A」が形どられているもので、僕はバッグにつけています。 
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2008年4月21日(月)
披露宴の引き出物…鯛のかまぼこ
 19日~20日の一泊二日で、甥の結婚式に出席するため実家のある富山に行ってきました。結婚式・披露宴は、大騒ぎもなく、実にほのぼの、しみじみした素晴らしい宴でした。久々の家族揃っての富山行き、子どもたちは初めてとなる従兄の結婚式で、感激していました。奥さんは娘たち2人と自分の着物の着付けやら準備で、てんてこ舞いだったようですが…。
 その我が家の子どもたちが驚いたのが、披露宴の引き出物です。写真が、全国でも有名な(?)「鯛のかまぼこ一式」です。鯛を形どったものに「福」と「寿」の文字入りのかまぼこのセットです。「寿」の方は子どもたちが東京に持って帰ったため、写真にはありませんが。重さにして約2キログラム。帰ってからご近所におすそ分けするのが、昔からの風習です。長野の友人たちにおすそ分けしました。
 この慣習・ならわし、実家では、「あたり前」のことなのですが、県外からの皆さんには「重くて大変!食べきれない!」と「不評」を耳にします。兄貴の話によれば、飛行機で帰る県外からの招待客で富山空港のごみ箱に処分していく人がいるとか…大安吉日の日は大変だとか…。確かに実際にいただいた引き出物一式は、手荷物の範囲をはるかに超える大きさで、しかも、重いのです。とはいえ、もったいない限り、しかもお祝いの品ですから失礼千万な仕業ともいえます。
 このご時世、捨てられるのであれば見直した方がいいのになとつくづく思ってしまいます。長野にはない風習で、珍しさからの1枚です。
 因みに、甥の婚礼での引き出物は、かまぼこ一式にマスクメロンなどの果物一箱(昔はかまぼこと一緒にかご盛だったそうな)、4人分のお赤飯、パームクーヘンのお菓子、アズユーライクの品物でした。ご祝儀足りたかなと一抹の不安も…。
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2008年4月9日(水)
長野市の個人情報一時紛失問題
 昨日の会派総会(理事者からの報告・協議の場)で、2日に公表された「個人情報の一時紛失問題」について副市長から報告と謝罪を受けました。「情報漏えいはなかったとみられる」としていますが、「申し開きのできないこと」(副市長の弁)、セキュリティの再検証、再発防止策の強化が急がれます。
 一時紛失したパソコン外部記録装置(ハードディスク)は、情報政策課が管理しているもので、統合型GIS(電子化された地図情報)のデータで、67,097件の個人情報が含まれていました。2日の公表から3時間半後に庁舎内・建設部の管理棚で発見されました。
 問題点を整理すると…
 ①個人情報が含まれるデータの管理台帳の不備。業者との受け渡しは台帳で管理されているが、
  庁舎内の受け渡しは台帳で管理されていないこと。
 ②個人情報の管理に未だ危機意識が低いこと。
 ③公表まで1カ月かかっていること。公表後間もなく発見されたこと。
 担当課である情報政策課では「個人情報の受け渡しは課内に限定し、職員二人が立ち会って保管を確認する」「管理台帳を徹底する」などの対策をとり、再発防止策を講じるとしています。
??の点は、早急に改善が図られなければなりませんが、問題はむしろ?ではないのか、と思います。紛失が判明してから上司に報告するまでに1か月余、これは課内で「なんでも直ちに相談する」という空気がないことに起因しているのではと考えるからです。担当者の焦りは相当なものだったと思います。このことは、公表後間もなく発見された経緯(市は不明としていますが)とも結びつくものです。
 個人情報のセキュリティ管理だけでなく、人事管理、役所内の人間関係のあり方も問われた問題ではないだろうか。
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2008年4月5日(土)
川中島バスで「バス祭り」
 4月5日、経営再建に取り組むアルピコグループの川中島バスが長野市内の本社で「バス祭り」を催し、2000人を超える皆さんが集いました。朝早くから長野駅前のシャトルバスのバス停には500人を超える人が並んだとのこと。運転手さんいわく「いつもこんなに乗ってもらえればね~」。
 バスの魅力を再発見し、公共交通の利用促進につなげたいとの狙いで開かれたもので、今年が2回目。昭和50年代に市内を走っていた川中島バス(仙台から借りてきたもの)やてんぷら油などの廃油を燃料にしたBDF(バイオディーゼル燃料)バスの周り、バス部品のオークションや限定販売の川バス・ミニカーには、大勢の人だかりとなり賑いました。会社再建を通して川中島バスとしてのブランドを維持するとともに、公共交通に果たす役割をいかにして維持していくのか、正念場を迎えている中での「バス祭り」、バス公共交通の利用促進を願わずにはいられません。
 写真は人出の様子と、川バスの制服に身を包んでパチリ、未来のバス運転手です。
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