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08年8月13日
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安茂里地区・元気なまちづくり市民会議…住民自治協議会のこれからをテーマに

市側、公民館の指定管理者導入に踏み込む
住民自治協議会、「やらされ感が倍増」との声も


 北京五輪開幕の8月8日、安茂里地区の「元気なまちづくり市民会議」が安茂里市民センターで開かれ、地区住民ら120人が参加し、住民自治協議会の活動の課題やJR安茂里駅踏切の拡幅、国道19号の整備、地域公共交通網の整備などについて市側と意見交換しました。

私は来賓として挨拶させていただきました。「今日のテーマとなっている都市内分権・住民自治協議会の活動の具体化、新たな合併問題をはじめ、来年10月から実施が決まってしまったごみ有料化、学校の耐震化、市役所第一庁舎・市民会館の建て替え、川中島バスの不採算路線の見直しにはじまる公共交通の再生・活性化、急ピッチで進む受益者負担の見直し、さらには後期高齢者医療制度に象徴される医療・介護の問題など、まさに課題山積だ。議員の立場では追っかけるのに精いっぱいで、行政の取り組みに追いつかない焦りともどかしさを感じながら活動している。住民の側に立って、皆さんの声を聞きながら将来に安心のできるまちづくりをともに進めたい。今日は市長を前に直訴しながら、活発な意見交換を」と申し上げました。

安茂里では平日の夜開催にしていますが、若い皆さんの参加が少ないように見受けられました。これからの課題です。

 さて、会議ではまず市長が、重点課題として「都市内分権の推進」と「信州新町・中条村との合併協議」を取り上げ説明しました。ちょっと長すぎ!との印象です。

 住民自治協議会からは、「住民自治協議会の活動を本格化させていくためには専任のスタッフをはじめ事務局体制の確立が不可欠」であることから、「人材の確保や費用負担、支所の機能充実、そして連携の在り方」についての質問や、補助金の一括交付にあたり、「補助金の額の早期決定、柔軟な活用、ずくだし支援事業の継続」などについて要望意見が出されましたが、一方で「住民自治協議会の意義が住民や団体関係者に十分に理解されていない」「やらされ感が今ですら倍増している。これではますます担い手がいなくなる」「市の説明が一方的で、役員は混迷している」「選択事務というが、どれも必要な事業で裁量の余地がない。限られた財政では無理」との率直な意見も相次ぎました。
 質問や要望に対し市は、地区に一括交付する補助金は現在の2億3千万円を原資に年内をめどに内示する、また、ずくだし支援事業交付金はH21年度までの暫定的な補助制度で、継続は困難との考えを示しました。

 さらに会議では、事務局の在り方に関し、市が「市立公民館への指定管理者制度の導入~指定管理者に住民自治協議会~公民館の事務室を住民自治活動の拠点~館長や館職員が住民自治協議会の事務局を兼務」とする考えを示しました。しかもH22年度からの実施にも踏み込み協力を求める格好に。活動の本格化を見据えれば、専任スタッフの確保は避けられません。これを公民館に求めてしまうのはあまりにも短絡的であり、そもそも公民館への指定管理者の導入にはもっと慎重さが必要です。

 私は都市内分権、住民自治協議会は、地域主権=住民の合意と参加による自治を進めていく観点から、必要な新しい自治の仕組みであると考えています。しかし、いま大事なことは、都市内分権や住民自治協議会の意義や役割が未だ市民のものになっていない現実をもっと直視することです。住民自治協議会の組織づくり、事業の具体化、各種団体の統廃合、補助金の一括交付などのスケジュールは、地域の役員の皆さんが1年~2年で交替する現実に対応するものになっていないことも重要です。余りに拙速で「スケジュールありき」になってはいないか。「過渡期は大変、乗りきってもらいたい」(企画政策部長)だけでは、住民の前向きな合意は作れません。これでは、住民自治協議会の形ができても「魂はいらず」が懸念されます。住民と行政とのまさに協働で、「じっくり腰を据えて取り組むべき」と強く注文したいと思います。

 そのためには、わかりやすい理想形と明確な基準、そしてバリエーション豊富な具体例の提示が必要です。ここに行政の支援の中身があると思うのです。住民の側から見れば、豊富なバリエーションが示される中で、「ここまでならできる。ここまでを今年の課題にしよう」との「選択と集中」が可能になるのです。住民の側から具体的なビジョンが描けないところに最大の課題があると感じます。住民自治協議会が30地区で結成される3年間(H19~H21)はまさに「黎明期」、この「黎明期」を大事にしないと「成熟期」は訪れないことを肝に銘じて、取り組まなければなりません。

 こうした観点から、また住民自治協議会の活動費となる補助金一括交付にあたり、十分な財源移譲が図られるよう、9月議会で取り組みたいと考えます。

「川中島バス、小市団地発着便の減便しないで」と要望

 川中島バスの不採算路線の見直しで、安茂里地区内では、犀北団地線と小市線での減便が提示されていることを受け、小市団地発着便である小市線について、朝の発着便の存続、バス停の新規設置、バス停まだの道路整備が要望されました。坂の上にある小市団地の皆さんにとって、団地発着のバスは通院や買い物、JR安茂里駅への移動などの重要な交通手段となっています。発着便の減少は、国道にあるバス停までの坂道を歩かなければならず、影響は大きなものがあります。減便ありきではなく、せめて朝夕の団地発着便の存続に向けて、川中島バスに要望していきたいと思いますし、住民の皆さんと一緒にアクションを起こして行くことも必要だと考えています。

安茂里駅踏切・犀北中央線の拡幅、測量から基本計画へ

 かねてから強く要望されているJR安茂里駅の踏切拡幅については、国道19号の交差点から犀北団地間の市道・犀北中央線の拡幅と合わせ、JRと協議し、JRの基本的な同意を得たとのこと。今年度は測量を行い基本計画を作りJRを含めた関係機関や地権者など地域関係者と協議を進めていく考えを示しました。マンボ坂の改修(太田沢の改修と通学路の改修)にもつながる一大工事となります。行政建設部の計画と取り組みに感謝しながら、着実な前進を期待したいと思います。

旧食肉センター跡地の公園整備、着手へ

 この問題は、昨年の市民会議で再要望し、市長が「安茂里地区で公園の整備は必要、第4給食センターの適地がほかにあるかどうかも含めて再度検討したい」と答弁したことを受け、昨年12月20日に、安茂里地区住民自治協議会として市長に改めて公園整備を強く陳情してきた経過があります。

 今回の市民会議で「旧食肉センター跡地への第4給食センター建設は断念する。今後は未利用地等有効活用検討委員会において公園建設用地としての活用の決定を行い、地域と公園整備について協議していく」方針を明らかにしました。

 旧食肉センター跡地の公園整備が大きく前進しました。どんな公園にしていくのか、地域住民の知恵の発揮どころを迎えます。

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