今日の話題
今日の話題
09年6月24日
トップページに戻る トピックス・長野市議会に戻る 次のトピックス
H20年度決算見込み明らかに…歳入総額は1427億円で前年度比6%増に


貯金の取り崩しなしで
 23日の総務委員会でH20年度の決算見込みが明らかになりました。一般会計全体では歳入1427億、歳出1333億で差引94億円、H21年度に繰り越すべき額75億を差し引く実質収支は19億円の黒字で、当初、予定していた「貯金」である財政調整基金等からの18億円の取り崩しをしないで賄える決算となりました。地方交付税が見込みを上回ったこと、国の経済対策事業で補正予算が投入されたこと、人件費の減などが要因としました。

市税収入は0.7%増の609億円
 自主財源である市税収入は609億円で前年度比0.7%の増で、市債残高(借金の残り)は一般会計で1450億円、前年度▲5.8%、特別会計・企業会計を含めた全会計では3128億円、前年度▲3.3%と減少し、「健全な財政運営ができている」としています。

 市税収入では法人市民税が前年度比▲7.3%の76億円、個人市民税が2.0%増の204億円、固定資産税は前年度比3.0%増の242億円の見通し。徴収率は95.34%で前年度比▲0.14%で若干悪化している。最近のピークはH2年度の97.8%。法人市民税の落ち込みは不況の影響で、今年度はより厳しくなるとしています。

今年度は31億円の税収減で予算化
 今年度の予算では、景気後退に歯止めがかからないなかで、税収を▲31億円と大幅な減を見込んでおり、貯金である基金から25億円取り崩す内容となっています。

 今後、決算が確定され、「財政健全化指標」が発表されることになります。また、9月議会で決算を審議する決算特別委員会が設置されることになります。「健全財政」とされる中身をしっかり吟味していきたいと思います。
総務委員会での論点はこちら。

このページのトップへページトップへ