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08年3月27日
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信州新町、中条村との合併…合同研究会がスタート

 3月26日、信州新町、中条村との合併に関する調査研究のための合同研究会の初会合が開かれ、?合併に関する調査研究事項、?3市町村の行政制度・事務事業の調整方針、?3市町村の将来構想案の策定方針などを決めました。

 合併問題は、私も一般質問で取り上げ3月議会の焦点となりました。もっとも焦点は2町村からの合併協議の申し入れを受けて合同研究会の立ち上げを議会として了承するか否かにとどまりましたが…。私の質問でのやり取りは近日中に報告することとし、取り急ぎ合同研究会の状況について報告します。写真は第1回合同研究会、中央が会長を務める酒井・長野副市長。


14項目について調査研究

 合同研究会の調査研究事項は財産、地方税、使用料・手数料、補助金・交付金、国民健康保険事業、合併市町村基本計画策定に向けた資料作成など14項目。合併の方式や期日、地域審議会や地域自治区の有無、議会議員の定数及び任期など11項目については法定協議会で協議するとされました。

住民サービスや住民負担は原則長野市に統一

 合併にあたっての大きな関心事は、それぞれの市町村で異なる行政制度や住民サービス、住民負担をどのように調整されるのかにあります。この日の会合では、一体性確保、住民福祉向上、負担公平、健全な財政運営、行政改革推進などの基本原則を確認した上で、3市町村で異なる制度やサービス、住民負担については、原則長野市の制度に統一すること、合併する町村の方がサービス水準が高い場合や負担が軽い場合は、前回合併の調整結果を基本に制度の趣旨や財政負担などを検討して調整すること、としました。


将来構想案は10年計画で

 策定される3市町村の将来構想案は、信州新町と中条村を主な対象としH22年度(2010年度)からの10年計画として策定されることに。「単にハード面を整備するだけでなくソフト面に十分配慮する」ものとされました。合わせて、将来構想案が財政的に10年間成り立つかどうかを検証するため、財政計画案も策定されます。

粛々と40分で初会合終わる

 合同研究会は公開で開かれ、初会合を傍聴しましたが(議員では私一人でした)、次第通りに粛々と進められ、質疑もなく約40分で終わりました。発言は住民への情報提供で「3市町村で足並みを揃えて進めたい」との提案に信州新町の副町長が「独自の情報提供を考えたい」とする意見を述べたくらいでしょうか。1回目は基本方針の確認だけで終わると想像していましたが、ちょっと拍子抜けです。

 今後、実質的な協議は所属課ごとの事務レベルと専門部会レベルとなります。専門部会が公開されるのかを確認していませんが、合同研究会は専門部会のまとめを追認していく場となりそうです。

合併を検討する市議会特別委員会の設置は当面見送りに
 3月議会中の会派代表者会議で市議会に合併に関する特別委員会の設置が議論検討されましたが、3月議会では設置することができませんでした。私は今議会での設置を強く求めましたが大きな会派の皆さんの主張で見送りに…。6月議会ということになるのでしょうか。
 そうしている間にも、合同研究会は月1回のペースで、また専門部会の協議はどんどん進みますから、そんなに余裕はないと思うのですが。いずれにせよ合同研究会はしっかりマークし、審議状況を私なりに情報開示していきたいと思います。


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