6月市議会定例会は6月7日から21日までの15日間の会期で開かれ、平成19年度一般会計補正予算案などの議案が審議され、すべて原案通り可決しました。
■補正予算の内容
今議会で決定した補正予算は、歳入歳出それぞれ3億4260万2千円を追加し、予算総額は歳入歳出それぞれ1317億7260万2千円となりました。主な内容は次の通りです。
◎古里地区住民自治協議会に交付金
7月に設立された古里地区住民自治協議会の運営費及び事業費に対し「ずくだし支援事業交付金」116万8千円が追加されました。
◎後期高齢者医療制度の開始に伴いシステムを改修
後期高齢者医療制度が平成20年4月から開始されることに伴い、現在の福祉医療や介護保険のシステム改修費、後期高齢者医療システムの開発費、後期高齢者医療広域連合におけるシステム導入経費にかかる負担金など、1億2256万8千円が計上されました。
◎障害者自立支援で特別対策事業を実施
障害者自立支援法を円滑に実施するため、障害者自立支援特別対策事業に要する経費1296万7千円が計上されました。
◎農協の集出荷整備事業に補助金
共和園芸農業協同組合、ながの農業協同組合が実施する果樹及び野菜集出荷整備事業に対する補助金1億6138万円が追加されました。
◎県の委託で小学校の英語活動等を充実
小学校における英語活動等の指導方法の確立を図るために、県の委託事業として102万円が計上されました。
◎篠ノ井公民館共和分館を改修
篠ノ井公民館共和分館の改修に要する経費3563万9千円が計上されました。
◎長野東バイパスの側道用地取得で債務負担行為を補正
国が実施する国道18号長野東バイパス事業に伴い整備する側道用地のうち、市が負担する平成26年度までの用地取得事業費9億6900万円の債務負担行為が追加して設定されました。
■主な議案の内容
◎下水道事業で汚水管を整備
長野市下水道事業会計の補正予算で、国の補助採択を受けて、汚水管の整備に要する経費4億260万円が追加計上されました。財源は企業債と国庫補助金が充当されます。
◎若穂地区のし尿処理料金の上限を見直し
市廃棄物の処理及び清掃に関する条例を一部改正し、若穂地区でのし尿処理徴収料金を18?あたり158円に改定しました。
◎市公文書館の設置及び管理に関する条例を制定
歴史資料として重要な公文書を保存するとともに調査研究を進めることで、公文書等を市民共通の財産として後代の市民に継承するため、長野市公文書館を設置するための条例が新しく制定されました。
◎市営住宅の明渡し等を求める訴訟を提起
市営住宅家賃の長期滞納者に対し、住宅の明渡し及び滞納家賃等の支払いを求める訴訟を提起しました。
◎清掃センター焼却炉でオーバーホール工事を実施
稼働から25年を迎えた清掃センター焼却炉主要設備のオーバーホール工事のため、4億 万円の請負契約が締結されました。
◎下氷鉋小学校増築、信更公民館建設で工事請負契約を締結
下氷鉋小学校の北校舎増築及び信更公民館建設でそれぞれ工事請負契約が締結されました。
|