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新年の決意と目標…格差を正す、安心をとりもどす、平和を築く、地域から挑戦 |
新年明けましておめでとうございます。
皆さんはどのように新しい年を迎えられたでしょうか。
去年に比べますとなんとも穏やかな三が日でした。
私は、1日には早起き会の「元朝会」、そして安茂里小市団地区の「ゆずっぺ祭り」(15年目を迎える交通安全祈願祭ですが、お腹に「大吉」と書いてもらいました)に参加。3日は安茂里地区の成人式。新年にふさわしく厳粛の内にも和やかな行事に参加する機会を得つつ、ゆっくりと過ごすことができました。
今年の年賀状には、このように記しました。「2007年こそ、夢と希望のもてる年に。初心に帰り、猪突猛進で。でも、壁にぶつからないよう…。今年もよろしくお願いします。」
この気持ちで、2007年を駆け抜けたいと思います。
さて、今更ながらに2006年を振り返ると、果たして、安心して暮らせる豊かな社会に向かっているのかまったく実感できません。小泉首相の「構造改革」から阿部首相の「美しい国づくり」に言葉は替わりましたが、この国の政治の流れが良くなったとはとても言えないのが現実です。
小泉「劇場政治」のもと、規制緩和、構造改革で生まれた格差は、大都市と地方、中心市街地と中山間地、富裕層と低所得者層との間に深刻な影を落としています。「再チャレンジ」とのかけ声も虚ろに響きます。格差は拡大するばかりで、社会全体が歪みきしんできています。
こうした社会の歪みは、子どもたちを取り巻く環境にも大きな脅威となっています。子どもたちのいじめによる自殺の連鎖、学力低下を憂うばかりで「ゆとり教育」を悪者扱いする風潮、そして、ヤラセとサクラで形作られた「にせもの世論」で正当化された教育基本法の改悪…。
さらに「闘う知事会」を襲った官製談合・汚職事件。福島、和歌山、宮崎三県の知事が相次いで逮捕されました。地方分権の裏で依然として残る業界との癒着は深刻です。
昨年の世相を反映した漢字は「命」…生まれた命、絶たれた命、奪われた命、膨らむ命の不安…かけがえのない命の重み、大切さを痛感した年から命名されたそうです。因みに3位に「生」、4位「核」、6位には「殺」、10位は「絆」だったそうです。「かけがえのない命の重み」を心に刻みたいものです。
格差社会、国家の品格、愛国心、希望格差、いじめ、負担増、コンプライアンス(法令順守)、そして官製談合…こんな言葉が思い浮かぶ06年から、2007年、命と暮らしが脅かされることなく、安全と安心を取りもどし、明るい夢と希望を語ることのできる一年にしたいものです。
今年は政治決戦の年です。4月に県議選、7月に参院選、そして9月に市議選です。この国のあり様と、私たちが暮らす地域社会のあり様を決めることのできるチャンスです。
私自身も早いもので改選期を迎えます。まさに初心に帰り、地域の中で現場主義を貫き、「市民が主役となる市政改革」に改めて挑戦したいと思います。
■今年の目標(私的な目標も…)
1.参加と合意、市民が主役の市政改革に継続して取り組む
2.地域に根ざし、現場主義で現場の声を市政に反映する
3.格差の是正、自治体から命と暮らしのセーフティネットを創る
4.医療や介護、福祉、リハビリの切捨てを許さない「あったかい長野市政」へ
5.まちづくり、自らの住まい・安茂里からの発想を原点に、長野市全体のあり方、将来を
しっかりと考える
6.歩いて暮らせるまちづくり、人と人のつながりを原点にした地域コミュニティづくりをめざす
7.人権施策を確立し充実を図る
8.地協温暖化防止「長野モデル」の確立、カーフリーデーの実現へ
9.市民の足を確立、公共交通網の整備促進を図る
10.子どもの安心な居場所をつくる
11.農業、商工業、観光…地域経済を振興し、安定した雇用の拡大を図る
12.憲法を変えない!地域から平和力を構築する
13.体力づくり、健康な体をつくる
14.家族団らんを大切にする
15.素敵な「中年」になる?無理かな?
今年も一生懸命に頑張ります。よろしくお願いします。
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