今日の話題
今日の話題
2010年6月11日
トップページに戻る トピックス・長野市議会に戻る 次のトピックス
6月議会、市長の議案説明より

6月議会が10日から始まりました。25日までの会期です。初日は議案説明、総額2億9千万円余のH22年度一般会計補正予算案をはじめ、条例改正案など16議案と、H21年度一般会計補正予算など専決処分の承認7議案などが提案されました。承認議案は即決で全員賛成で承認されました。

◆補正予算は、小中学校の耐震化事業や茶臼山動物園へのアムールトラ1頭(雌)の購入費、日本脳炎ワクチンの予防接種、県議会議員補欠選挙などの経費が主な内容です。

市長の議案説明は結構淡々としていた印象をもちます。私自身の頭を整理する意味で、重要と思われるポイントを列挙します。

◆新内閣について…「国民や地方の声を真摯に受け止め、政治への信頼を取り戻すとともに…『強い経済、強い財政、強い社会保障』がまさに一体となって実現することを望む」「選挙や政党のためだけではなく、国民が将来に希望をもつことができるような国政運営となることを願う」

◆財政運営について…H21年度決算では「市税が27億円余りの大幅な減収に」「基金からの繰入25億円は、最終的に10億円の繰入に」「合併特例債を活用し地域振興基金に10億円、庁舎整備基金に3億円積立」「市債残高は、合併で71億円余りの(借金を)引き継いだものの、年度末で1440億円、対前年度比で10億円余りを圧縮」「H23年度からH26年度までは、大型プロジェクトがあり、大変厳しい時期となるが、基金の有効活用で健全財政を堅持したい」

◆国庫補助金の減額について…「責任ある評価や真にサービスを必要とする住民への配慮などを確保できるのか懸念してきた」「地方の実情を十分に考慮し、適切な財源を確保し、地方へ負担を転嫁することのないよう、今後も国に要望していく」

◆公共交通機関の整備…篠ノ井信里地区の廃止代替の路線運行に関し、1世帯当たり年間500円を負担する信里モデルは、市内の交通不便地域における先駆的事例として大いに参考」

◆ごみ焼却場の建設…環境影響評価の現況調査が終わり、今後、環境影響について予測・評価を行い「環境影響評価準備書」としてまとめる予定。建設同意に向けて鋭意努力する。

◆不登校対策…「県が本年度から実施する『笑顔で登校支援事業』を活用し、児童・生徒一人ひとりに応じた指導・支援に努める」

◆ナショナルトレーニングセンター強化拠点施設の指定を受けて…オリンピックムーブメントの推進とスポーツの振興に向けて「昨年終了した長野オリンピック記念基金の助成に代わり、新たな基金の創設が必要。現在検討中」

◆新斎場の建設…大峰新斎場は、調印が終わり、基本設計へ。松代新斎場は、今後も地元と協議を重ね、同意が得られるよう話し合いを進める」

◆長野市健康づくりプラン「健康ながの21」…H28年度を目標年度とする新しいプランの策定へ。

◆障害者行動計画…第3次計画はH22年度で終了、H23年度から10年間の次期計画の策定へ。

◆公共施設の見直し…行政改革推進審議会の「公共施設の見直し指針」策定に関する意見書を受けて、「見直し指針」を策定し、総合的な視点で具体的な見直しに着手。

◆第一庁舎・市民会館…「住民説明は、住民自治協議会への出前講座を行い、今年度は21地区で開催、理解をいただいている」「第一庁舎は…総合窓口などの市民サービスのあり方、効率的なオフィス環境のあり方、防災拠点としての機能、議会機能、環境負荷の軽減を図る環境機能、周辺整備を含む庁舎の配置など、庁内6つのプロジェクトチームにおいて具板的な検討作業を進行中。敷地測量調査や地盤調査は7月から着手」「市民会館は…40名の市民公募委員による市民ワークショップを設置、6月9日に初会合。8月には基本計画策定に向けた意見・提案の中間報告をまとめてもらう予定」「庁内プロジェクトでは4月に策定した市文化芸術振興計画に基づき、新市民会館の文化芸術拠点としての位置付けや運営方法などを検討」

◆権堂B-1地区市街再開発事業…「6月にはイトーヨーカドーとしての方針が、市に示される」「イトーヨーカドーの営業継続は、新しい市民会館の建設による相乗効果によって、権堂地区のにぎわい再生に大きな成果があげられる。権堂地区の再生、ひいては中心市街地の活性化に向け大変重要である。パートナーとして引き続き協力要請していく」

今日のところは内容だけにしておきます。議員の一般質問でそれぞれ取り上げられることと思いますから、評価はこの議会中、追々と展開したいと思います。
このページのトップへページトップへ