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08年4月18日
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経済文教委員会で管内視察、指定管理者で利用客激減の「鬼無里の湯」も

 4月17日、市議会経済文教委員会で管内視察。鬼無里のふるさと資料館やふるさと体験館、戸隠の地質化石博物館、森林囃子(もくもくばやし)を視察してきました。

7月26日オープンの戸隠地質化石博物館
 戸隠の地質化石博物館は、廃校となった旧柵小学校を活用した施設で7月26日のオープンに向け準備が進められています。茶臼山にあった博物館と合体させて、市立博物館分館として新たに整備されるもの。旧小学校の教室を利活用し、教室ごとに展示テーマが設定される予定。子どもたちが使っていた机も展示棚に転用するなど工夫されています。学芸員の方の熱のこもった説明に、心意気を感じました。小学生や中学生にとって体験学習を含め、楽しい博物館となりそうです。オープンが待ち遠しくなりました。


指定管理者導入で利用客激減の「鬼無里の湯」、経営改善実るか
 実は、今回の視察の真の目的は、体験交流施設である「鬼無里の湯」にありました。昼食会場に設定し、議員であることを明かさず「お忍び」での視察としました。というのは、同施設には昨年の4月から指定管理者が導入され「㈱アクティオ」が管理運営を行っていますが、移行直後の5月に突然、施設長(アクティオの社員)が退職、さらに以前から勤務していた調理師も退職する中で、管理運営責任が果たされないまま営業が続けられ、利用客の減少を招いていた施設だからです。とくに、食堂での食事が問題で、夕食のメニューが減るは、山菜料理や手打ちそばもなく、食卓には市販の食材を温めた品のみで、心を込めた手料理の出ない事態が続いていたといいます。

指定管理者による管理運営施設で市民サービスの低下が顕著に表れたものです。

3回にわたる市側からの経営改善の勧告に対し、㈱アクティオ側は調理師を変更、イベント企画など経営改善を約束したものの、事態は改善せず、前年に比べ2000人も利用者が減少する中で新年度を迎えたものです。

3月議会の委員会審議の中で、私は指定管理者制度の問題として、鬼無里の湯の現状について厳しく問い、協定に基づく運営されていない現実を重視し「指定の変更も直ちに検討すべき」と正してきました。こうしたことから今回の「視察」となったものです。

用意された昼食は1500円の「天ざる料理」、もちろん自腹です。手打ちの天ざるに古代米の三角おにぎりと茶わん蒸しがつきました。でもこれは、メニューにない特別料理とのこと。できればメニューにあるものを食したかったところです。1500円という価格は多少、割高感があります。美味しくいただきましたが、この4月から新しい調理師になっているとのこと。支配人である施設長さんをはじめ、従業員の皆さんの対応は悪くなく、ようやく経営改善が軌道に乗り始めているのかなと率直に思いましたが、一旦離れたお客さんたちが戻ってくるのか、この点が最大の課題です。今日の段階では半信半疑といったところでしょうか。因みに4月12日にイベントとして催された「お花見カラオケ大会」は賑ったそうです。

「看板に偽りなし」…引き続きチェックが必要
 指定管理者のアクティオが開設管理している「鬼無里の湯」のホームページには「鬼無里で古くから栽培されてきた伝統野菜、地域固有の農産物を使った郷土料理など、ひと味違ったおもてなしを心がけ、また、おやき作り、そば打ちなどをしながら大自然を満喫できるよう」「心奪われるひととき」とあります。「看板に偽りなし」を願うものです。
 市ではH18年度から導入した指定管理者について施設ごとにモニタリング評価を行っていますが、H19年度に指定管理者に移行した施設は、この評価対象となっておらず、結果が出ていません。「鬼無里の湯」はその一つです。
 こうした中で指定管理者導入から2年目に突入、新しく導入された指定管理者が誠実に管理運営にあたっているのか、協定が適正に順守されているのか、市民サービスは向上しているのか、雇用されている従業員の賃金・労働条件は適正なのか、等々の基本問題を内包し続けています。これからも継続的なチェックが必要です。


圧巻の鬼無里祭り屋台
 市立博物館の分館となっている「鬼無里ふるさと資料館」の祭り屋台(山車)は何度見ても圧巻です。江戸時代末期から明治時代初期にかけ、宮大工の北村喜代松らの手により造られたもので、ケヤキの木地を生かした「一木彫り」による透かし彫りは見事なものです。麻の栽培をはじめ商業の中心地として栄えた鬼無里の歴史を実感させる資料館です。5月3日には中学生が引き手となって地区内をねり歩くそうです。
 *長野市商工会のHPから http://www.s-togakushi.com/kinasa/sightseeing/05.html


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