長野市農業振興条例の出発式

 西川農相が引責辞任した昨日、23日夜、市議会議員や農業委員・農協などの農業関係者と市長との意見交換会が長野市役所・地下食堂で催されました。
 意見交換会は農相辞任とは直接の関係はありませんが、農林水産大臣が「カネの疑惑」で辞任せざるを得ない情況は、「国は、安部政権は一体何をやっているんだ!」との怒りを募らせるだけでなく、農政への信頼を根本から揺らがせ、農業振興への地域の意欲を削ぐことにもなりかねません。もっともTPP参加を推進する現政権に農政への信頼はないですがね…。
 
 さて、意見交換会は、昨年の12月市議会で議員提案により制定された「市農業振興条例」が本年1月1日に施行されたことを受け、これから策定される「農業振興計画」を中身のあるものにしていくための「出発式」みたいな感じでした。
 条例制定後の「これから」がカギです。

 加藤市長は、「農業振興に向け、これまでは農業者、農業団体、行政、議会がバラバラだったが、農業振興条例を機に一つになった。これからが勝負」とあいさつ。「バラバラ」は余りにも正直過ぎ?、言い過ぎ?…。

 懇親会には、地産地消の料理が並びました。松代産の山芋や里芋、戸隠産の蕎麦、市産のジャガイモや白菜等の野菜、そして篠ノ井・共和産のシナノゴールド(リンゴ)を100%使用したワイン、若穂・川田産の地酒などなどが並び、ほんとに美味しくいただきました。
 写真は、ぼたん鍋・シナノゴールドワイン・里芋の煮物・杏おこわです。
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 ぼたん鍋は、48㎏のメスのイノシシを若穂地区に整備された食肉加工施設で加工された肉を使用したとのこと。「固い、クセがある」というイメージがあったのですが、豚肉のようにやわらかく、美味しかったです。
 長野市産「ジビエ料理」に期待です。
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