新しい議場では、採決方法が「挙手」から「押しボタン式」に変わりました。
個々の議員席にある「賛成ボタン」か「反対ボタン」を押すことになります。
採決の結果は、議場内のモニターで、個々の議員の賛否状況と、賛否の総数が表示される仕組みです。傍聴席にもモニターが設置されています。
人事案については、ボタンを押したうえで賛成の場合は起立します。ボタンと起立の併用です。
押しボタン式は国会でも取り入れられ、自治体議会でも広がっています。代わりにボタンを押しちゃったという懲罰国会議員がいましたけどね…。
まぁ、今風なのですが、ボタンを押すだけというのは、何かしら緊張感に欠けるというか味気ないというかって感じです。手を挙げることで(或いは手を挙げないことで)意思表示する方が気合が入ります。
古いんですかね…。慣れなくてはなりません。
テレビやネットで傍聴された市民の皆さんには、どのように映っているのでしょうか。ご意見をいただければと思います。
ところで、議場内の左右の壁に設置されているモニターが小さ過ぎます。議会事務局によれば、デザインを重視する設計者との間で折り合いがつかなかったとされている件です。
経費の問題がありますが、滋賀県大津市議会のように議場前面に大型スクリーンを設置し、資料等の表示もできるように改善・改革ができればと考えます。議員にも市民にもわかりやすいですから。
また、新しい議場では、質問席と傍聴席の後ろでは理事者の答弁が聞きづらいといった問題も発生しています。音響装置の問題です。
また、馬蹄型になっている議員席で壁際の端っこの議席からは、議長席が遮って、対角線上にいる理事者の姿が全く見えないといった課題も浮上しました。
「議場でも見切れ席発覚か?!」と呆れながらの笑い話にも…。
尤も、旧議場でも対角線上では互いに見えなかったそうですが…。
答弁の際に何度も演壇に登壇する状況を改善し、議員の再質問に対する再答弁等では理事者の自席で行えないかを検討してきた議会運営委員会で明らかになった事柄です。
引き続き、検討する課題となっています。
話題に事欠かない新庁舎・芸術館…総点検が必要です。