ながのビッグプレミアム商品券…15億円超える申込で、配分基準示す

コロナ禍における原油価格・物価高騰の影響で落ち込んだ市内経済の早期回復、消費喚起を目的として発行される「ながのビッグプレミアム商品券」は9月30日に購入申込みが締め切られ、商品券発行総額60億円を15億円も上回る75億円の購入申込があったとのことです。

今期のプレミアム商品券は、2,000円のプレミアムがつく1万円券が45万セット、1,000円のプレミアムがつく5千円券が30万セットの販売で、発行総額は60億円です。市が負担するプレミアム分が12億円(地方創生臨時交付金を充当します)で総額72億円が市内経済に投入されるもので、小売店や飲食店に限らず、リフォームなどの建設業やタクシーなどの交通運輸業、クリーニングなどのサービス業の事業所で利用することができます。

プレミアム商品券の取扱店は専用ホームページで検索できます。

購入申込人数は18万3,244人で、長野市民の2人に1人が申し込んだ結果となりました。それだけ、コロナ禍に加え物価高騰の暮らしへのしわ寄せが深刻だということでしょう。

申込が限度額を超えたことから、市は申込状況に応じた配分基準を決め、このほど公表しました。次の通り。

例えば、■限度額5万円で世帯2人分計10万円を申し込んだ場合は8万円。■2万円で世帯4人分、計8万円を申し込んだ場合は7万円、■1人1万円で世帯4人分、計4万円の場合は満額4万円になる勘定です。

商品券購入引換券は来週18日以降に順次発送され、所定の郵便局で引き換えることになります。

★商品券販売期間は10月25日(火)~12月30日(金)まで

★商品券利用期間は11月1日(火)~R5年1月31日(火)まで

物価高騰の厳しい波が押し寄せる中、少しでも家計の足しとなり、72億円がまわりまわって市内経済の回復につながることを願うばかりです。

一方で、プレミアム商品券を買いたくても買えない市民の皆さんがいることを忘れてはいけません。子育て世帯をはじめ、生活困窮世帯や高齢者世帯への支援も行われてきていますが、制度設計の課題を洗い出すとともに、冬支度に向かう中、灯油購入支援の拡充など強く求めていきたいと考えます。

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