資源再生センターの火災鎮火…不燃ごみ・ビンは収集再開まで自宅で保管を

4日午後現在、消化中の模様です

4月4日未明に発生した長野市資源再生センター(不燃ごみピット)の火災は、7日午前8時に鎮火が確認されました。

消防活動にあたった300人の消防署員、80人の消防団員の皆さんの労を心からねぎらうものです。

78時間にわたり、3500トン(25メートルプール5杯分)の放水により鎮火に至ったとされます。出火原因や施設の損傷程度は調査中です。

この火災により、当分の間、不燃ごみ・ビン・乾電池の収集及び資源再生センターでの直接受け入れが中止となっています。

これまで、今週4月13日(土)までに収集を再開することは困難と判断し、該当地区の区長を通じて地区住民への周知を図っています。

7日に開かれた地元の伊勢宮区、宮沖区の総会でも、チラシによる周知が図られており、私からも事情を報告・説明し、不燃ごみ等を自宅に保管していただくようお願いしました。

県議選投票日の7日、安茂里公民館で開かれた伊勢宮区の総会

その際に、資源再生センター(不燃ごみピット)はH8年に整備された資源化施設で、新しい広域連合のごみ焼却施設ではないことも付け加えています。「新しい施設が火事になったの?」との声を聴くものですから。

不燃ごみの収集は1日当たり24トンにも及ぶそうです。

市では、収集再開に向けて、民間事業者から広い土地を借りてごみの仮置き場にすることや民間事業者による処理委託を検討・協議中としています。

協議を整え、4月15日からは不燃ごみの収集を何とか再開したいとの考えは示されましたが、確定的でないとのことです。明らかになった時点でお知らせしたいと思います。

収集再開までは、不燃ごみやビンをご自宅で保管してください。不便をおかけしますが、ご理解をいただければと思います。

目途がつかない施設そのものの復旧も気がかりですが、一番心配なことは健康被害、健康不安への対応です。

市では、県の移動大気環境測定車「あおぞら4号」を5日、大豆島支所に設置し、大気中の二酸化硫黄、二酸化窒素、一般化炭素、浮遊粒子状物質、光化学オキシダント等の測定を始めています。真島の大気常時監視測定局での大気環境保全調査も含め、国の環境基準値を超える項目はないとのことです(7日現在)。

大豆島支所(☎221-4190)、三陽保健センター(☎259-3434)、保健所健康課(☎226-9960)に健康不安に関する相談窓口が開設されています。

のどの痛みや頭痛など、不安を感じられている方は相談窓口をぜひ利用してください。

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