「北信の方言」手ぬぐい、市長に贈呈

地元の安茂里小市で布団店を営む塚田武司さん(82歳)が11月26日、北信地方の方言を紹介する手ぬぐいを自費で作成、額に仕立てた作品を加藤市長に贈呈しました。一緒に立ち会わせていただきました。

市長応接室にでも飾っていただければとのことです。

「ずく」(やる気・気力・根気)や「わにる」(人見知りする)、「こわい」(硬い)など北信に残る方言104を選び、標準語での意味も載せているもので、手ぬぐいに仕立てているところがミソです。

この日は、家業を継いでいらっしゃるご子息と一緒に市長室を訪ね、額に入れた作品を贈呈するとともに、訪問客用にと手ぬぐいを20セットずつ手渡しました。

方言は歴史的な日本語の宝庫ともいわれますが、地域性に根差した独自の文化の発現です。標準語にはない「生活の味わい」があります。

私は長野への移住・定住者という立場になりますが、子どもが生まれた頃、近所の方から「わにない子だね」といわれ??だったこと、「ずく出して」といわれ??だったことを思い起こします。

今では、普段使いしています。私も立派な?北信・信州人でしょうか…。

市長との懇談では、方言の話で盛り上がる一方、廃業が続く蒲団店の将来が話題に。綿を打ち直して座布団や寝布団を長く使うことがなくなってしまっている中、職人の技能・技術を残し伝えるためにも布団製作の技術を他に活かせないかといった話題です。

市長に「是非。知恵を」をお願いしました。

塚田武司さんは、小市区の公民館長、区長、長寿会長などを歴任され、地元での小林一茶の句碑の建立にも尽力された方です。

「五月雨や 雪はいづこの 志なの山」…これは、1791年(寛政3年)に小林一茶が江戸から信濃町柏原への帰途に、小市の渡しから犀川を渡った折に...

鷲沢市長時代には、布団技術を生かし防災頭巾を作成し元市長に贈呈されています。防災頭巾は市民新聞でも紹介さ話題となり、各地で講習会も開かれました。

 地元の塚田武司さん手作りの防災頭巾の続報です。今日、鷲沢市長に贈呈しました。塚田さんは贈呈用に20着を新たに製作、布団店を継いでい...

私の後援会長も務めていただいています。

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