「対立軸なき漂流政治」…第3極足りえる力を

又市征治参議・副党首の講演会に続き開かれた旗開き・パーティ。躍進を期して…。


 28日、又市征治参議院議員・社民党副党首を招き、社民党県連合の新春講演会と政治資金パーティしての旗開きを催しました。足元が悪い中、240人の支持者の皆さんに集まっていただきました。一番大変だったのは又市参議院議員でしょう。当初、富山から電車で長野入りを予定していたのですが、大雪で前日から信越線が不通に、急きょ、車での移動になりました。何とか間に合いました。

 さて、国政に目を向けると、消費税の倍増、震災復興に便乗する所得税・住民税の8.1兆円増税、法人税10.8兆円の減税、TPP、脱原発依存社会を求める8割の国民世論に背を向ける原発存続・輸出方針、米軍普天間基地の辺野古移設への固執などなど…。又市参議は今日の混迷する政治状況を「対立軸なき漂流政治」とし、新自由主義に回帰する野田内閣を厳しく批判し、「2009年の政権交代時における政策合意を原点に、民主党と自民党・公明党に対峙する第3極を形成するため、脱原発や労働者派遣法の改正を求める大衆運動と連携し社民党が要の役割を果たさなければならない」と訴えました。

 また、野田民主党政権は、自民・公明との政策協議重視に転換することで民主党マニフェスト、連立政権時の政策合意の矛盾を広げ、かつ民主党内における対立と亀裂を深め、分裂含みで、通常国会終盤の解散または民主党代表選挙直後の解散に向かうとの見通しを示しました。

 衆議院の選挙制度の見直しもあり、2013年の衆参同日選挙が現実的ではないかと考えていた私にとっては、いささか焦りを禁じ得ない見通しです。野田政権の破れかぶれ解散に向け、準備を急がなければならないようです。党県連では総選挙に向けて「県内5選挙区に1人の候補者を立てる」ことを基本方針としていますが、対策が急務です。

 過半の党首選挙では、福島党首が無投票で5選を決めましたが、対立候補擁立の動きに対し、又市参議は「副党首で党首との共同責任があり、中立の立場をとった」としたうえで「路線的には何の違いもない。心配をかけたことをお詫びしたい」と述べました。必ず質問があるだろうからと前振りしたものですが、気がかりは報道されている阿部知子政審会長の今後の動向です。ただでさえ少ない第3極の社民党国会議員…、大道に立ち、まとまってもらいたいものです。福島党首の責任あるリーダーシップが問われているということでしょう。
 2月24日・25日は社民党の全国大会です。2月23日から3月議会が始まるのですが、代議員として出席を予定しています。

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