3.11…6年で何が変わったか

3月11日。東日本大震災、東京電力福島第一原発事故から6年が経ちました。

未曽有の被害をもたらした巨大地震と原発の制御不可能なメルトダウン。事故処理、廃炉の見通しも立たず、汚染された土地の除染も先が見えません。

避難者は未だ約8万人に上ります。

福島県から長野市内に避難している住民は29世帯、99人いらっしゃいます。

避難者への国の住宅支援が3月末で打ち切られる中、長野県は移転・引越しを支援する独自の助成を行いますが、住宅支援の継続には至りませんでした。長野市も同様です。

福島原発周辺では、避難指示の解除が相次いでいるものの、生活基盤の条件が整わず、しかも除染による廃棄物の黒い袋が山積みされたままの環境下、「帰りたくても帰れない」情況が続いています。

そして、原発の安全性なるものが何一つ実証されない中、再稼働が進んでいます。

あの3.11から6年…何が変わったのでしょうか?

確かに、新たな命が生まれ、復興への熱い息吹が広がっています。

しかし、何も変わっていないといわなければならないのではないでしょうか。

3.11を忘れない!
大地震への備えを、そして、この国のエネルギー供給のあり方を、改めて問い返す日にしなければなりません。

原発ゼロへの道筋を創りださなければなりません。

地震発生の午後2時46分…私は地元の小市長寿会の総会で迎え、参加者の皆さんと一緒に黙とうを捧げました。
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市内の南千歳公園では、「つながろうフクシマ、広げよう脱原発!長野集会」が開かれました。
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